インターネットはあくまで<現実の一部>でしかないんだよ。<チート能力で無双できる異世界>じゃない。まさにそういうことなんだと私は思う。それを忘れちゃいけないし、親として自分の子供にそれを教えなくちゃ

インターネットはあくまで<現実の一部>でしかないんだよ。


<チート能力で無双できる異世界>


じゃない。まさにそういうことなんだと私は思う。それを忘れちゃいけないし、親として自分の子供にそれを教えなくちゃいけないと思ってる。


私も、なんだかんだ言ってインターネットの黎明期から、ISDNでようやくネットに繋ぎ放題になり始めた頃から、<漢字Talk>や<Windows95>がまだ残ってた頃からインターネットに触れてきた人間の一人だからね。そこから学んだことをちゃんと伝えなきゃって思う。


そして、インターネット絡みの事件にもリアルタイムで触れてきたしさ。


あの頃は、インターネットをできるのはほんの一握りの人達だった。決して特別な才能が必要だったわけじゃないけど、最低限の知識がないと、インターネットに接続することさえままならなかった。LANケーブルじゃなくて本当に<モジュラーケーブル(俗に電話線と言われてるあれ)>で接続して、FAXみたいに、


「ピーピョロロ~、ピー!」


とパソコンが音を立てて接続するその意味を理解してないと使えるようにもならなかったのが、今や、スマホを買ったらその瞬間から何の予備知識がなくてもインターネットに繋げられるようになった時代だからこそ、インターネットの中で何が起こってて、でもそれはあくまで、


<異世界の出来事>


じゃなくて実際のこの世界の中で起こってることなんだっていうのを、親として子供達に教えなきゃいけないんだって思ってる。そうじゃなきゃ、親なんて要らないでしょ。家畜の養殖と同じで、赤ん坊の頃から施設に集めて一括で世話すればいいだけじゃん。


だけど私の子供達は<家畜>じゃないから。<私の子供>だから、私がこの世界で生きる上で必要なことを教えるんだよ。学問とかの専門的な知識については学校とかも頼るけどさ。


だから、日常的に関わることになる道交法とかについても、私が教える。


『誰かがどこかで教えてくれるでしょ』


とか、甘えたことは考えない。


『ドライブレコーダーさえ付けてれば、人を轢き殺したって無罪になる』


なんてくだらない都市伝説についてもちゃんと説明する。


「あれは、あくまで、自分の側に一切過失がなくて、歩行者側にだけ重大な違反や、どんなに注意を払ってても回避できない事由があったことが映像の中で立証できた場合に限る」


ってだけのこと。自動車側に違反行為があれば、むしろドライブレコーダーの映像が証拠になって自分の罪が重くなることだってある。ってことを。


法律を守って運転するのは、万が一の事故の時に自分が法律によって守ってもらえるためだってことをね。


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