『親だから、大人だから、信用して尊敬するのが当たり前だ』とか、もし、本気で考えてるなら、私を信用し尊敬してみせてごらんよ。できないでしょ? 信用も尊敬も
『親だから、大人だから、信用して尊敬するのが当たり前だ』
とか、もし、本気で考えてるなら、私を信用し尊敬してみせてごらんよ。
できないでしょ? 信用も尊敬も。私を信用も尊敬もできないのなら、まさにそれが<答>じゃん。
私を信用したり尊敬したりできる<理由>がない。だから信用も尊敬もできない。
それと同じだよ。
親が必死に、<育ててやった恩>を、自分の子供に信用して尊敬してもらうための根拠にしようとするのは、それ以外に<信用してもらえる理由><尊敬してもらえる理由>がないからじゃないの? そうじゃないなら、
『<育ててやった恩>なんてものは実は存在しない』
ってことを認めたって何も不具合ないじゃん。そんなものに頼らなくたって信用してもらえる尊敬してもらえるだけの理由があるならさ。
『育ててやってるんだから信用して尊敬するべきだ!』
って言いたいんでしょ? それしか頼れないんでしょ? それ以外に、自分の子供に信用してもらえる尊敬してもらえる方法が分からないから。
で、『<育ててやった恩>が実は存在しない』ってことになると困るから、
『実際には子供に『生んでください』と頼まれたわけでもないし子供に『生んでもいいかな?』と承諾をもらったわけでもないという事実を認めたくない』
ってことなんでしょ?
だけどさ、その事実を認めちゃったら、案外、気が楽になることもあるかもよ?
私の場合は、そもそもちゃんと信用してもらえるように心掛けてるから、<育ててやった恩>なんかに頼る必要もないんだ。
自分は、どんな相手なら信用できる? どんな相手なら尊敬できる?
<偉そうな人>は、信用できる? 尊敬できる?
<口先だけの人>は、信用できる? 尊敬できる?
<嘘を吐く人>は、信用できる? 尊敬できる?
<自身を粉飾してる人>は、信用できる? 尊敬できる?
<自分を見下してる人>は、信用できる? 尊敬できる?
<自分を蔑ろにしてる人>は、信用できる? 尊敬できる?
<自分を人間として扱わない人>は、信用できる? 尊敬できる?
<親子関係>も、結局は<人間関係>なんだよ。
『相手を人間として扱い、接する』
ことから始まるんだ。むしろ、そうじゃなきゃ始まらない。
『相手を人間として扱わず』
『<人間以外の動物>だと見下し』
『自分の思い通りにならないとなれば怒鳴って殴ってってして従わせようとする』
そんなことを教えた人間を野に放って、それでどうなるって言うの?
それでどうなったって言うの?
<自分を人間扱いしない上司>
とか、
<店員や職員を人間扱いしない客>
とか、
<妻を性欲処理の道具兼家政婦扱いする夫>
とか、
<夫をATM扱いする妻>
とかは、誰が、どうやって、そんな価値観を植え付けたの?
私はそんな価値観、子供達に植え付けようとは思わないけどな。
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