そんなことするのは
くだらない理由で他人を罵るのとか、
『他人を敬って』
なんかないでしょ?
容姿や仕事や年収や趣味や好みや学歴や家庭環境で他人を馬鹿にして見下して嘲るような人は、それこそ他人を敬ってなんかないじゃん。
どうするのが『他人を敬う』ことになるのかは分からなくても、少なくとも、
『そんなことするのは他人を敬ってない』
ってことくらいは分かるでしょ?
で、こう言うと、
『敬えない相手を敬う必要とかあるかよ!』
とか言ったりするんでしょ?
でも、それを言うってことは、
『敬えないような親を敬う必要はない』
ってことになるじゃん?
容姿や仕事や年収や趣味や好みや学歴や家庭環境なんて本当に些細なことで『敬えない相手』認定しちゃうくらいなんだからさ。
それを思ったら、
『ルールを守らない』
『約束を守らない』
『自分より弱い者に横柄になる』
『いい歳して自分の感情もロクにコントロールできない』
そんな親なんて敬えなくて当然じゃん?
『相手を敬う』
っていうのはさ、口で説明したって大人でさえそうそう理解できないじゃん? 私だって理解できないよ。だったら経験が少ない子供だったらなおさら口だけで言ったって理解するのは難しくて当然じゃん? だから親がそれを実践して見せるんだよ。
自分の子供相手にさ。
思い通りになってくれない相手でも、
上手くできない相手でも、
『人として敬う』んだよ。親が自分に対して向けてくれるそれを見て、子供は『他人を敬う』ことを学ぶんだよ。
容姿や仕事や年収や趣味や好みや学歴や家庭環境なんて本当に些細なことで『相手を人として敬う』ことを放棄するような人は、なぜ? 誰から? そんな在り方を学んだの?
『尊び敬う』まではできなくてもさ、それはさすがに相手を選ぶとしてもさ、『敬う』くらいはした方がいいんじゃないの?
それができたらさ、『気に入らない』とか『好みに合わない』とか、そんな身勝手な理由で他人を罵ったり貶したり見下したり蔑んだりしなくて済むんじゃないの?
それができない人は、自分の親のことを思い返してみたらどうかな?
自分の見てる前で、『他人を敬う』っていうのを実践して見せてた? 自分のことを『人として敬って』くれてた?
真似するだけで相手を敬ってることになるような振る舞いを見せてくれてた?
もし、『そうしてた!』って言うなら、どうして自分はそうしないの? 自分の親と同じことをしないの?
真似したくないような親だったから?
だけどそれって、『親の所為にしてる』よね?
もし、自分をまともな社会人だと思うなら、『他人を敬う』ってのを心掛けた方がいいんじゃないの?
私が今、幸せなのは、結局、それができるようになったからなんだよね。
『相手が自分を敬ってくれないからだ!』
なんて、他人の所為にせずにさ。
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