夏のここが好き


春夏秋冬の中では春、それも早春が好きです。これは何度も書いたかもしれないが、春先の、歩き始めたサっちゃんのような?すべてがまだ始まったばかりで、幼若で、新鮮で、熊とかも冬眠から目覚めたばかりで寝ぼけているという、そういうなんとなくワクワクするような希望や期待感みたいな


そういう感じが好きです。「春の小川」とか「早春賦」とか「花」とか春の唱歌も軒並み好きで、愛誦している。自分が早春に生まれたからかもしれない。春を愛する人は心清き人~だそうですが、トルストイの「復活」という小説の冒頭は、寒い国の人の春を迎える喜びが如実に活写されていて、感動を呼ぶ。トルストイというとだいたいシリアスで清純というか聖なる思想みたいなのが骨子という印象ですが、そんなに読み込んではいません。「復活」の中には死刑前夜の人物の心理を詳しく描写した部分があって、ここは白眉だと?思う。鬼気迫るものがあった。テーマは「夏の好きなところ」だそうですが、夏ならば、暑いことは別にすると太陽がギラギラして、明るくて、季節がエクスタシーを迎えるような?そういうサザンの歌によくあるような真夏の感じが夏という季節の真骨頂だと思う。スイカがすっごい好きだし、カブトムシとかトンボとか鮎とか、夏の風物詩も思い出深い特別なものです。四季はそれぞれに素晴らしい美点とか風情があって、四季があるから、日本の自然や日本という国自体も素晴らしいのだと思う。私は祖国日本が大好きで、そのいいところはすっかり理解しているつもりである。日本が祖国になったという運命とか?いささかも後悔していない。当たり前のことだが。


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