言葉の魔術師
・・・と、書いてー何を書きたいのでしょう?
馬鹿でも作文がうまいということはあるが、当然にあまり内容はないようであるかー
文を綴れるということ自体が不思議な能力であった時代もあり、こういう日本語などという複雑な言語を操れること自体がかなり面妖な?能力という、そういう低次元な視点もあるにしても、言葉というものの呪術性というか、例えば般若心経とかはかなりに呪文的なお経であると言ってウィキペディアにそう書いてあるけれども、嚆矢たる、ぎゃーてぃーぎゃーてぃーはらぎゃーてぃー・・・というくだりは純正の呪文でありますね?
これは玄奘三蔵法師が万巻のお経のエッセンスを162文字に凝縮したものだというが、その最もクライマックスというか、圧巻、絶無なタイミングで、このサンスクリット語のお題目が配されているという、そういう巡りあわせはどう理解すべきだろうか?
人生の深奥を表現している比類なき金言、・・・しかしその秘密の究極、秘訣秘蹟はナンジャモンジャみたいな呪文であるという・・・そこが何というか黙示録的というか・・・(黙示録という言葉も抹殺されているが)そこは、このお経も所詮「言葉」にすぎないという、そういう配所の月?なのだろうか・・・
宗教とかをする人は現代では、オウムみたいにやはり自分の枠を超えた「超」常能力みたいなものの覚醒を促すものを目指すのだろうが、日常的な退屈な次元に折り重なるように存在するハリーポッターな次元、言葉が呪文になる空間、そういう空間への希求は、錬金術師の嫡出子たるわれわれには普遍的な現象ではないか?
要するにその日常と夢という二項対立は知性対悪という白けた図式の昇華なのかもしれないが、そいう比喩としての言葉の呪術性が理性を超えた新しい世界の創造というか、スピリチュアルな奇跡というものを陳腐ではあるが夢想するのです。
アーティスティックな言葉の機序で世界を変える?たった一人の反乱?
”超えろ”
(2016.8.25)
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