ひきこもりのたわごと
ブログネタ:「夏に行きたいのは海?山?」
…という設問をするというと、まあ都市生活をしているという人々を想定しているのでしょうが、海べりに住んでいる、とかへき地の寒村に暮らしている、という人も当然いて、僕もその希少なグループの一人です。もともと山岳地帯?でもないが奥まった山村に住んでいる場合は当然わざわざ山に行く必要はなくて、窓を開ければ、一日中森林浴になる。前の田んぼには冬になるとイノシシやシカがやってくる。蝶々とかも飛ぶので、これは花札の役ができる。うちの庭には立派な桜があって、月見とかもできるから、これも花札の役である。これはマニアックな話だが?虎落笛とか山の音とかも鳴っている。よくわからない。もういわゆる限界集落で、年年歳歳花相似たり、だが、歳歳年年どんどん人が少なくなるので淋しいような故郷になっている。取柄というと風光明媚、山紫水明、地球本来の美しい姿のままであるところである。空気や水がきれいというのは、だいたいそういうことのたとえにされるように、汚染されて初めて意識するもので、きれいであるとありがたみに気が付かない。健康でも同じですね?歩ける、しゃべれる、目が見える、とか全部が一種の奇跡といえばそんな気もする。「僕らは奇跡で出来ている」というドラマを見ていると、クライマックス?で、こうやって人間が生きているということの裏には先祖代々とかさかのぼっていくと無数の偶然があって…ということをもっと具体的に言っていたが、全く天文学とかをはるかに凌駕するようなすごい偶然の果てにいまこうして僕やあなたは生きているわけである。しゃれて言うと、空恐ろしいような、やっぱり奇跡としか表現しようがないような「神の具現」である。あだやおろそかに自分の命を蔑ろにしたり、人生の貴重な時間とか無駄にしないように大事に生きていかなくては、とつくづく思う。だから心して、今は海や山へはできるだけ皆行かないようにしてほしいと思うのです。
(2020.8.5)
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