第14話 旅立ちの朝
本当にこの子は
「そうよ、ユメ。ロザリアはね、私のお姉さんなの。
決してユメを
むしろ、温かく優しく、これはただの
「えっと…いくつかあるんですが。1つ目は、ト…おっと…その魔法使いさんについて、先生は
アレクサンドラはそれを
「2つ目は、
「そうね。確かにその通りだわ。」
アレクサンドラはここについては
「3つ目は、私がロザリアさんが亡くなられたことに悲しくなって泣いてしまったときです。先生は『ありがとう』と
アレクサンドラはこれも
「確かに…確かに言ったわね、私。」
と大きく
「それじゃあ、ユメはあの人がこの
「そうですね。これは
アレクサンドラはにこやかにほほ笑んだ。
「半分。半分
「もう半分は?」
「私に会いたいのよ。いえ、
アレクサンドラがトイフェルに姉と同じような
私はそれ以上は何も聞かずに、アレクサンドラの部屋を後にした。
午後からはレフィーナとたくさん遊んだ。
レフィーナは私が
そう思っていたのだが、意外なことにいつも通り
ところがふとした
そんな
「ねぇ、レフィーナ?」
「ん?どうしたの?ユメ。」
「あのね、私、このお
「え!?えぇえええ!?」
予想をはるかに
「あ、その、
レフィーナの大声に
そんな私を見てレフィーナは
「そう、そうよね。ユメは
あああ。しまった!そうか、そういうことだったのか。
前世では女の子同士お
「ご、ごめんね!レフィーナ!私、その…。」
「うーん、でもユメだった私、結婚してもいいかも!」
いやいやいや、よくないでしょ?
「だ、ダメよ!レフィーナ。だって私たち…女の子
「あら、私は気にしないけど?あぁーあ、初めてのプロポーズだったのに…」
レフィーナが
異世界では
わからない。けれど聞くに聞けない…。
「はい、これ。」
両手で受け取ると、それは
「え…?レフィーナ、これって…?」
「私からの
レフィーナは早くつけて見せてと言わんばかりに私の顔を
このイヤリングは耳たぶに
意を
なにかそういう
「やっぱり!思ったとおり良く
そう言うと、レフィーナはポンッと手を
「でもレフィーナ、こんな
「いいの、いいの。昔、
「ありがとう。大切にするね…。」
それは私が
「ありがとう…ありがとう…」
そう言って泣きじゃくる私を、レフィーナは温かく抱きしめてくれた。
それは遠い昔の
「もう…。ユメが泣くから…。私、
レフィーナも
こうして私たちはしばらく
もう、これじゃぁどちらが年上かわかんないよっ。
何か他のことを考えないと、
残念ながら転生者の私には、相手にプレゼントするような持ち物がない。
レフィーナは私からのプレゼントだったら、なんでも
ほんと、なんていい子なんだろう…。
大通りから一本
私はそこでレフィーナの
「ありがとう、ユメ。
レフィーナは
アルスベルド・オルデンブルク
アリアナ・オルデンブルク
ウィリアム
レフィーナとアレクサンドラからはすでに
アレクサンドラからはミューレンの町に行くことを
ここオルデンブルク
町の南側にはホルン
人口は500人
特に行く当てもない私。
そしていよいよ旅立ちの朝がやってきた。
「ユメ、何かあったらいつでも
…
「いつでも屋敷にいらっしゃい。ここはあなたの家、私たちはあなたの家族、貴方は私の娘よ、ユメ。」
…
「ミューレンの町は、夏の
…うんうん、レフィーナ。またいっぱい遊ぼうね。
「よき
…ウィリアムさんにもいっぱいお世話になったわ。ありがとうございます。
「
…アレクサンドラ先生、何から何までお世話になりっぱなしでした。
「みなさんもお元気で!
最後は
オルデンブルグ
出発から2日間は何事もなく、
草原を抜け、ブナのような
――何者ですか!止まりなさい!
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