第11話 夜天の装備
なんで?なんで?
アレクサンドラの
「それについては明日、お話します。」
そう言うが早いか、アレクサンドラは
もっと
あれから色々と考えてみた。しかし服を着るのがお
「ユメ、ごめんね。」
部屋に入るなり、アレクサンドラは話を切り出した。
「あの…昨日のお話はいったい…」
「それなんだけど、私も言葉足らずで悪かったわ。
アレクサンドラの説明を
まず、私は
この大きな力を持っていることが知れ渡ったら、色々な人が色々な
じゃあ
だから、衣服は
…なるほど、
「もちろん、ユメが国の
そう言って、アレクサンドラが
「先生
「ごめん、ごめん。まぁユメがその気になれば国を乗っ取ることも、
「はい…。」
そんな
「でも、そんな
「ふふっ。それでは、そんなユメに私からプレゼントがあります。」
え⁉
「本当は、もっと早めに渡そうと思ってたんだけどね。
アレクサンドラはそう言うと、部屋の奥から
マントも
服は空色のノースリーブ・ワンピース。
どれも共通の
どれもこの世のものとは思えないほど
「先生、これって…」
「これが『
「えっと、つまりこれを身に着けている間、私の
「ええ。誰にも分からないわ。」
今の私にうってつけの
ちなみに、
「でも、1セットだけだったら、その…お
もしかしたら
「
つまり、私はこの先一生この帽子とマントと服のセットを身に着けていれば、お風呂に入る必要もないということになる。
お
そんな私を
「まぁ、
とアレクサンドラからフォローされた。
今の私が必要としている3点セット。でもそれだけに
「先生、私この服は受け取れません…」
と、私はアレクサンドラの申し出を
「どうして!?ユメ。」
「この
「だったら…」
「だから、です。こんなに
私は
そんな私にアレクサンドラは優しく
「ユメ、あなたは私の弟子。弟子が何かよろしくないことに巻き込まれる
アレクサンドラは子供を
「というのは
「へ?」
アレクサンドラが
「
ぷっ
その言い方が面白くて、私は思わず笑ってしまった。
きっとこの
私はその優しさがとても心に
「ありがとうございます、先生。さっそく着てみますね!」
その日から私は、アレクサンドラの病院の手伝いもするようになった。
いわゆる、
私が医者として一人立ちできるようにとの
アレクサンドラの優しさを
そして
「先生、この
――これ、何か理由があるんですよね?
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