第3話 大地!ロックオン!
大地「だ、大丈夫っす。痛みには強いんで。」
?「でも、、、すっごく痛そうに頭抑えてましたよ?」
大地「あー、こんなのツバつけときゃ治るっす。歯磨きもちゃんとしたっす!」
?「歯磨き?ふふっ!面白い人でしゅね。」
大地は痺れていた。ついに来たのだ。大地の長年の悲願、女子との運命的な出会い!しかも悶絶超絶可愛いヒヨコ声のオニャノコ!!!大地の頭の痛みは胸に転移していた。
<つぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!胸が痛い!これが、、、恋!!!>
大地は来る日も来る日もこの日のためにシュミレートしていた。学校、道端、映画館、ゲーセン、、、ありとあらゆる出会いパターンに応じた完璧な会話シュミレーション。大地の会話パターンパート2、道端編が炸裂する。
大地「心配してくれて、ありがとうっす。今日良い天気っすね。」
?「結構曇ってますよ。」
<、、、ヤッテマッタ。>
恋愛経験0の大地の会話など天気を話題にするしかない。道端編なんてこんなもんである。しかし大地は諦めない。諦めないバカなのである。
大地「あー!曇ってますね!確かに確かに!でも暑すぎないっつー感じで、良い天気っす!」
?「ふふっ!私も日焼けは嫌なタイプでしゅし、曇りはしゅきでしゅよ。」
<つぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!きゃわいー!しゃしゅしょ系なんて絶滅危惧種やんやん!>
大地の目標は次のステージへ。
<名前知りたい!>
大地、ヒヨコ声のしゃしゅしょ娘を8Kスコープのど真ん中に、ロックオン!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます