第20回:聴くニチサハ ~作品は音楽と共にあり~ 第一巻
※本内容には、第一巻全話、及び第二巻十四話までのネタバレが含まれる場合がありますのでご注意ください。
さてさて。
第二巻も第十九話と佳境に入り、
この辺の結末も楽しみにしていただきたいのですが。
実は、しょぼん(´・ω・`)さんは執筆時には、ほぼBGM(=歌)を聴きながら執筆しています。
例えば、このよもやま話を書いている今も、ヘッドホンで歌を聴いてるんですよね。
奥さんが一緒の時は流石にある程度避けるものの、個人的にこの方が筆が進むんです。
以前書いたかも知れないんですが、しょぼん(´・ω・`)さんは、小説を書く時に、脳内で自分なりにアニメーションさせて、それを起こすタイプなんですね。
で。アニメって言ったら、やっぱり主題歌だったり、シーン毎にあった音楽が流れることで、より感情を揺さぶってきたりする訳ですが。それを自分も常に脳内でイメージするために、大体BGM掛けてる訳です。
この辺はよもやま話「第2回:読者に託す系スタイル」で書いていた「読者の想像力に委ねる」部分に近いのかも知れないです。
アニメーションさせる描写って、想像力を残すもの。だからこそ、読者に委ね、読者が想像したシーンが動いてほしいし、動くなら、やっぱり曲があるとより盛り上がるので。
と、前置きがだらだらしてしまいました(;´∀`)
今回は折角なので、『聴くニチサハ』と題しまして。
しょぼん(´・ω・`)さんがニチサハ執筆時に「このシーンではこんな歌を聴いていた」という曲をピックアップ!
今回は第一巻について語っていきたいと思います。
皆様の感性に合うかは度返しですが、これでよりニチサハを熱く読めるかも!?
※注:聴いている歌の元となるアニメなどは、実は殆ど知りませんので悪しからず
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◆「非日常なんて日常茶飯事 第一巻 ~天使でない天使~」編
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●主題歌(OP)&戦闘パート(レイア戦後半)
Plenty of Grit 林原めぐみ
これは『スレイヤーズREVOLUTION』の主題歌らしいんですが。
元々ニチサハのコンセプトのひとつに「古い王道感」がありまして。
スレイヤーズシリーズの林原さんの曲は、その代表といっても良いんですよね。
前向き。
諦めない。
こういう部分がとても明確ながら、ノリもよい。
そしてこの曲は、バトルの熱いシーンなんかではもうこれでした。
「第十八話:決意と迷いの戦いの行方」で、雅騎がレイアを助けるシーンは、彼の登場からこれがカットインする位には、一巻の主題歌として相応しい曲として、全編で盛り上げてもらいました。
断ち切れない
立ちはだかる壁見上げるより
打ち崩す術はあると 幻を打ち払って
いつだって 今ここがはじまり
もうこの歌詞だけ見ても、絶対に何とかしてやろうという気持ちを見せる、雅騎らしさがあって良いんですよ!
●戦闘パート(ドラゴン戦)
only my railgun fripSide
これは『とある科学の
選択理由? そりゃ、雷ですよ!(おい)
というわけじゃないんですが。以前から好きな曲のひとつではありますが、バトル物でいうとここぞ! という時に盛り上がる曲で、非常にお世話になりました。
「第八話:叶いし想いと変わらぬ悩み」冒頭、雅騎が無事だと分かった瞬間からこの曲はカットインします!
放て! 心に刻んだ夢を 未来さえ置き去りにして
限界など知らない 意味無い!
この
こういう「やってやる!」という歌詞がやっぱり前向きで凄い好きなんですよね!
●日常パート(佳穂編)
告白EVE 操
こちらはギャンブル系なお話で恐縮ですが、パチスロ『押忍! 番長3』で掛かる曲なんですけどね。
このシリーズの曲は、本当に恋心に関してぐっとくる曲が多いんです。
残念ながら、未だ恋心までは知らない佳穂でありますが。
主に「第九話:彼との二人きりの時間」から「第十四話:癒やしが生む歪み」までの、雅騎を意識し始めつつ、彼に何とかお礼を言いたい! という時にはこれがメインで掛かってました。
前に進めない恋心、が歌は主題なんですけど。佳穂も何かと奥手でこの辺り本当にじれったい感じで、そういう意味でのマッチ感もあったんですよね。
いつまでも気持ち変わらないよ 君のこと信じてるから
独りきり考えてみたんだ 伝えなきゃ変わらない
背中向け何も言わなくても 感じてる真っ直ぐなとこ
本当はちゃんと分かってるよ いつも君を見てるよ
ちょっと先の二巻も含め、雅騎を見ている、という部分がある意味こういう所で色濃く出ているのと、まあ将来的にそりゃ、ね? な所も丁度合っているのかなっていう意味で、この曲にお世話になりました。
●戦闘パート(レイア戦前半)
Born Free 水樹奈々
アニメ版『モンスターストライク』エンディングらしいです。
(ゲーム内で掛かったの聴いて、良いなと思って知ったのでした(汗))
これは、「第十六話:その嘘は誰のため」から「第十八話:決意と迷いの戦いの行方」のエルフィ対レイアの戦いまでで聴きながら書いてました。
知らず知らず 評価ばかりを
気にして被った行儀の良い仮面の
ずっとずっと
哭いている声がする
誰も、生きる理由なんて
それでも僕らは 必死で生きていくんだ
何を棄て、何を得て 何を探すのか
後悔を抱きしめて歩き続ける
この辺の葛藤が、ある意味雅騎の「佳穂達の為、命を捨てる」心情だったりとか。
レイアがエルフィは罪人ではないと知りながら戦う葛藤だったりとか。
そういう気持ちが詰まった曲なんですよね。
●レイア戦終了後
JUMP 渡辺美里
若い方だと馴染みがない曲だと思いますが、実はしょぼん(´・ω・`)さんが渡辺美里さんの曲で一番好きな曲だったりします。
歌詞的には青春寄りな曲なんですけど。
どこか生命とか、生きるとかについて考えさせられる曲であり、決して明るくないけれど、力強さを曲調からも感じる、非常にいい曲なんですよ。
Doing our best Doing our best
より高く より遠く
Doing our best Doing our best
より速く より強く
きみが生まれた日 世界で何が起きたの
きみが生まれた日 世界で何が起こるの
素直なやさしさで 生きてゆきたい
Feel for you
こういった前向きさや優しさを訴えつつ、生きるがテーマなんで、歌の中で季節がちゃんと移り変わり、成長していくっていう雰囲気も感じさせます。
雅騎も、佳穂も。エルフィやレイアも。
それぞれがこの戦いで得たものを手に、成長し。何かを成さねばならない。
そういう意味で、この歌がマストっていう感じでした。
●エンディング(エピローグ後)
fanfare Mr.Children
これは映画版『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の主題歌だった曲ですね。
この曲はワンピースのために作られた感が強いわけですが、結構歌詞がおろおろする主人公感あるんですよ(笑)
あと、作品読み終わった感凄いあるんですよね。
ちょっと待ってと言われたって
どっち行くんだと問われたって
「答えはいつも風の中」にあるんでしたっけ!?
きっと今日もあなたの瞳で
僕も知らない新しい僕は
ぐるぐる旅をしてる
いつか誰もが大人になって
ちゃっかりした大人になって
失った宝物を探しに行こう!
最後のこの辺りも含めて、慣れないことを経験しワタワタする雅騎なんかも感じられて、ややコミカルで、だけどスッキリ終わったなという物語の締めとしてとても良い曲でした!
●番外編
前前前世 RADWIMPS
『君の名は』ですね(;´∀`)
実は挙げた曲以外にも色々と複数同時に曲をローテーションして聴いているんですが。
歌詞こそニチサハらしさは殆どないんですけど、曲調のノリの良さに、結構日常パートではこれ聴いてました。
作品書く時にはノリ結構大事なので、地味にお世話になった曲でした。
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というわけで、いかがだったでしょうか。
皆様が知っている曲はありましたか?
今後第二巻編も書いていきたいんですが、タイトルでどのシーンというのを表現しているので、こちらは12月に入ってからでもまたやってみようと思います。
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