この世界が終わるまでは…

 暗闇の中


 いつだって私は...


 独りで生きてきた



 今までつくった


 自分の生きる世界は


 何も残らない、からっぽな世界で


 独りから逃げるための


 必死になって光に手を伸ばした、成れの果て...



 皆、最後には


 私のそばからいなくなる。


 私は無くしてしまう。



 ずっと探し求めたぬくもりを






 だから、もう


 求めることをやめよう


 手を伸ばすことを諦めよう



 だっていつも失敗して、キズつくのは自分だから...




 どんなに笑顔をつくっても、キズついてないフリをしても


 自分は強いのだと暗示をかけても...



 結局自分は弱いのだから


 強がりしかできない泣き虫なのだから






「何ぼーっとしてるの?」





 突然引き戻された現実。



“あなたはいつまで私のそばにいてくれるの?”


 そんな自分勝手な問いを心の中にしまいこむ。





「何でもないよーだ!」





 あなたにバレないように、必死に笑うから。



 どうか独りにしないでください


 こんなどうしようもない私でも...






「この世界が終わるまでは...」




 あなたは私のそばにいてくれますか...?

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