rainbow days
ある雨上がりの事。
北高に虹がかかっているきらびやかな季節。
「…」
俺はハルヒを待っていた。
何か言いたい事があると言うのだが…
数分後、ハルヒが駆け足でやって来た。
「キョン、遅くなってごめん。あのね…私と付き合ってくれない?」
少女のような声を出したかと思うと…こりゃまあ何とも…
「…ははは、こりゃ面白い冗談だ。」
と笑い飛ばしたら…
「何よ、もう!」
と拗ねやがった。
「…良いに決まってるじゃねえか。」
と言った瞬間…
「…//」
顔を真っ赤に染めやがった。いつもそう言う表情をしてくれたら良いんだがな…
雨だまりを踏み、ほんのりと虹がかり、二人の幸福を祝福しているかのようだった。
「…ありがとう、キョン。」
とハルヒが言って、俺は本当にお前に会えて良かったって、思えた。こちらこそ、ありがとな。
エンドレススリー+rainbow days 坂井実 @aisyuusann8
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
近況ノート
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます