第248.5話 人物語り(日比谷 薫)
【まずは】
どうも、作者のハルレッドです。
今回はメチャクチャ久しぶりにこれやろうと思います。
何でこんな間が空いたのかって?
儂がこれの存在を忘れていたんですよ(キリッ)
【薫の人物像】
薫ってどんな人って言われたらこんな人。
薫はまさに『炎』のような人です。
時にその熱で人を傷つけることもあれるけれど。
基本的にはその暖かさで人を癒し、その明るさで人を導く。
でも素直ではない。
そんな本来『主人公』が持っている……能力?的なのを持った人物。
まあ今作主人公の光くんはそういうのとは程遠い暗いダウナーな人なので、薫くんはその代理ですね。
そんな訳で読んでいるとなんとなく「これ薫の方が主人公っぽくね?」自分自身思う事がちょくちょくあります(それで良いんだけど)
【薫の誕生経緯】
まあ最初は普通に『光以外の特異器官』っていうのが始まり。
1章序盤の目的は特異器官探しでもあったし、(いつの間にかしなくなっていたけど)あんだけ言及したんだから登場させるよっていう感じでした。
んで、どういう子にしようかなって思った時に、
「よう! これから一緒に頑張ろうぜ!」
みたいな円滑な友好関係を築けても面白くねえな、と思いこんな性格にしました。
そんな訳で今は仲良し親友になれた光と薫ですが、最初は大ゲンカからスタートというアグレッシブな関係。
(ちなみに光くんは未だに腕砕かれたことを根に持っていたり)
それからは仲間になりつつも結局素直じゃない『ツンツン系』ていうか『不良系』的なのを想像しながら書いておりました。
宇水ちゃん出てきてからはちょっと方向性変わりましたけどね。
それから日常回ではボケ役も担当。
光がツッコミ役なので、普通の人間のボケ役はかなり貴重。
結果クリスマスでは奇行に走り出した薫くんなのでした……。
(実は直前までどっちをボケにするか悩んでいたのは内緒)
そんな薫くんも戦闘では活躍……してました。
うん最近活躍してたから、結果してます。
(1章? 知らんな)
特に3章は聖炎使って(個人的には)結構いい感じの戦闘をしてもらったつもりです。
【彼の道】
さて、前々回で亡くなってしまった彼。
地味に今作ではこういうの初めてかもしれませんね。
(アヴェンジャーこと相馬兄さんが微妙なラインですが)
もともと初期プロットでは彼も最終回までバリバリ生き残っておりました。
まあ3章の内容自体が初期プロットからかなり大きく変わっていますけど……。
ともかく彼は最初は生き残らせるつもりだったんです。
では、何故それを変更したのか?
それはこの作品のテーマが関わっております。
1章では『願い』と『コロナ』
2章では『罪』と『家族』
3章では『永遠』と『信念』
を、テーマにしている今作ですが、それ以前に全体のテーマがあります。
それが『命』
今作はこれが大きな大きなテーマなんですよね。
だから『命』をテーマにするなら、ちゃんと『死』についても触れた方が良いなと思ったのが要因の一つなのです。
もちろん他にも『ストーリー上の都合』とかいろいろありますけど、大きい要因はやっぱりこれですね。
明るさだけを描くのはあまり良くない……と個人的には思うんです。
暗い所があるのなら、そういう面もしっかりと描くべきだと私は考えているのです。
そんな訳で彼はこういう道を歩むことになりました。
それに……薫くんはきっと宇水ちゃんの為ならああするだろうと、個人的には強くそう思えたのも要因ですね。
彼はそういう人間ですから。
【これから】
先に言い切ると薫くんの復活はありません。
だから天界が存在して、死後の人間に会えるこの世界でああいう最期を迎えたのです。
でも、関わってこない……ことはないです。
だって主人公代理ですし、早速前回(248話)でも宇水ちゃんの背中を押していたように、今後も何かしら関わってくる……と思います。
【最後に】
自分で書いたんですけど、230話近くずっといたキャラがいなくなると少し寂しいですね。
こうやって少しづつ終わりに近づいていくんだなぁと思います。
さて、魂のレッドライン3章ももうすぐ後半戦。
約60日後にはもうこの作品は完結していると思うと個人的に凄くびっくりです。
(全300話予定)
これからもお付き合いいただければ、とてもありがたいです。
どうかよろしくお願いいたしますm(_ _"m)
【後書き雑談コーナー】
ちなみに薫くんが死んだ時、奇跡かなんかで『死■戻り』を会得するとIFルートの『魂のゼロカライン』が始まります(大嘘)
もちろんセーブポイントは226話冒頭で(鬼畜)
そういえば冗談でも魂赤のIFルートとか考えたことなかったな……。
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