第6話 勇翔が居ない日
俺は風呂からあがると、そのまま自分の部屋に
戻り、ベッドの上でスマホを見返す。
俺は本当に湊さんと鈴美さんの2人と、
LINEを交換したんだ...。
未だに現実味がない。
今日はもう疲れたな...。
俺はそのまま眠りについた。
翌朝
今日は早起きだった。
理由は恐らく昨日は色々あったせいで、
疲れてすぐに眠ってしまったからだろう。
学校に行く支度しなきゃな。
その後、身支度を終えるといつもより早く
家を出た。
幼なじみの勇翔がいつも俺より先に、
家を出て待っているが、今日は珍しく俺が先に
待っている。
「まだかな...。」
「遅いな...。」
「おかしいな...。」
全く来る気配がない。
不安になり勇翔の家に連絡を入れると、
どうやら勇翔は風邪をひいたようだ。
俺が早く出た日に限って風邪をひきやがったな。
いやまあ、普通に心配だ。
今日放課後にお見舞いに行くか...。
何を買っていくかな〜
そんなことを考えながら1人で寂しく登校する。
今まで勇翔と話しながら無意識に上っていた
階段は1人で上がると意識してしまい、
なにかと疲れてしまう。
そんな疲れと共に教室に着くと
自分の席に着きそのまま寝る。
勇翔以外に仲良くしている友達はいないため、
基本的にはぼっちの陰キャなのである。
「華斗君、おはよう。」
相変わらずの美少女目覚ましである。
湊さんだ。
「おはよう。」
基本的にぼっちと言ったが、
そんなことは無かったみたいだ。
とりあえず返事を返すと
俺はそのままもう一度寝る。
横に居る彼女には悪いけれど、
睡眠欲には勝てない。
美少女目覚ましにスヌーズ機能をつけてくれ。
先生が来てるな、足音でわかった。
ホームルームまえにはしっかり起きれたぞ...。
そのまま時間は過ぎていき、
お昼になった。
いつも親友の勇翔と食べているため、
今日は1人、教室で食べようかなと思っている。
「ねえ、華斗く」
「華斗くん、お昼一緒に食べない?」
「え?鈴美さん?」
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