第5話 俺は少し頭の中を整理する。
疲れた俺は風呂場で、
湯船に浸かっていた。
怪しいくらいに、いろんなことが起きている...。
俺は今更ながら頭の中で大きな
パニックを引き起こしている。
「ふう...。」と一息ついて落ち着かせた。
しかし、本当に今日1日だけで、
大量のイベントをこなしたな俺よ。
報酬が美のつく少女とのライン交換。(×2)
報酬が豪華すぎるな...。
いや、イベントも報酬とほぼ変わらなかったが、
湊さんは実は2年前から俺の事を知るリスナーで、
そんでもって有名配信者である「奏(かなで)さん」
だったんだよな...。
正直なところ特に実感はないしこれからも
奏さんへの対応は変えるつもりはないけれど、
湊さんの対応は変わりそうだな...。
放課後の教室でのイベントは片付けたぞ。
次に帰り道でのイベントのことだ。
まず俺が不注意で歩きスマホしていたこと、
そしてそのせいで車にひかれそうになったこと、
これは普通に反省だ。
今度からは辞めよう。
本題はこっからだよ。
俺の好きな小説をとあるサイトで、
書いていたのが鈴美 菜乃さんだったわけだ。
しかも美がつく少女だったわけだ。
う〜ん怪しいよ、とても怪しいよ。
だって美少女とばかりLINE交換出来てるよ!?
ねえ!俺なんかハメられたりしてない!?
なんかのドッキリとか??
怖いぃ...。
まあ美少女は最高だけれどね。
とりあえず勇翔への謝罪のLINEを送っとく。
放課後に一緒に帰れなかった謝罪のLINEだ。
あれ、でも待てよ?勇翔が探しにも来ないで、
LINEもしないで、そのまま帰るかな。
まあ勇翔はマイペースなところあるしな。
気にしすぎだよな(笑)
LINEが返ってきた。
「おう!ごめん、先に帰ったわ。」
「お前放課後何してたんだ?」
なにしてたと聞かれたら美少女と合ってたが、
配信のことは内緒にしなきゃいけないし...。
「放課後のトイレが長引いてさ〜」
「まぢかwwもう腹の調子は平気なのか?」
「もう大丈夫だよ。ありがとうな」
てか考えてみれば風呂入りながら
LINEしてんのやばいな。
「あとお前今風呂にいるな?」
え?なんでバレた?こいつエスパーか?
「なんでバレた?」
「親友の勘だ。」
さすが親友だ。
俺の脳内を覗けるだけある。
ん?もしかしたら放課後のことも察して
帰ったのか?だとしたらこいつは神かもしれんな。
今度こいつになんか奢ってやろう。
「いや、理由はないけどお前に今度奢るわ」
「ん、じゃあ俺は遠慮しないぞ?」
「望むところだ。」
さぁて、そろそろのぼせそうだし、あがるか。
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