61.DEAD END/ゴダイゴ

 さてゴダイゴ。

 ワタシが持ってるのは廉価(定価1500円)の「CD文庫」なんだけど内容に問題はなしー。


1 時の落し子

2 イン・ザ・シティ

3 サムの息子

4 デッド・エンド~ラヴ・フラワーズ・プロフェシー

5 ラスト・アワー

6 パニック~イメージ

7 アンダー・アンダーグラウンド

8 狐独な面影

9 血塗られた街

10 御国(みくに)


 ゴダイゴというバンドを知ってる人だったらまずこの曲群のタイトルにびっくらするんじゃね?

 1.とか6.とかはもう曲「だけ」で怖い。6.なんて何処のホラーだ! と言いたくなってくるぜ。

 パニック~イメージ、と別々の曲をつなげていることになってるんだけど、「パニック」の部分。


Screaming,

Runing,

Punishing,

Crying,

Panic,Panic.


 どんどん様子が酷くなってくんだよねえ。


 「サムの息子」なんてタイトルに持ってくるだけで怖い。

 ウィキ~

>サムの息子事件

デビットが送った手紙

1976年から1977年にかけて、ニューヨークで若い女性やカップルら13人を.44口径の回転式拳銃(使用されたのはチャーターアームズ・ブルドッグ)やショットガンで銃撃(一人は刃物で刺)して6人を殺害し、8人に重軽傷を負わせた。

被害者に性的暴行を加えておらず、金品も奪わなかったが「サムの息子(Son of Sam)」 という名でマスコミや警察に支離滅裂な内容の手紙を送りつけ、町を恐怖のどん底に突き落とした。

1977年8月10日、ニューヨークに隣接するヨンカーズで逮捕される。その後、殺人とともに2000件の放火を自供、その模様を詳しく記録していた。

裁判では、弁護側は精神異常による無罪を主張したが、陪審は有罪を評決し、懲役365年となった(ニューヨーク州に死刑がなかったため)。現在も模範囚として服役している。


 タイトル曲「デッド・エンド(袋小路)」をライヴアルバム「マジック・カプセル」(またこれもいづれ)で聞いてこの盤が欲しくなったんだけど、もの凄くロックです。はい。

 2.7.はタケ以外のヴォーカル。


 5.10.は静かで心安らかに~というタイプの曲。

と言っても、奈良橋さん……

 「ラスト・アワー」ってどんな「最期の時」だよぉぉぉぉぉ! と言いたくなってくるし。「その時に君が……」的ではあると言えばあるんだけど。

 「御国みくに」なんてこれ「死んで自由になる」という感じに読めるんですが!

 気のせいでしょうか!

 それを70年代にこのタイトルって辺りが! 当時のまだ物騒さが感じられますがな。


 ……ま、確かに日本でこの辺りでクロウト受けしても一般にはウケなかったろーなーとは思います。

 もの凄く良いですが、誰が歌えるんですか……


 まあそれはそれとしていい曲が多いどす。

 アマゾンのストリーミングに入っているので、プライム入ってるひとはぜひ。

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