62.ロイヤル・ストレート・フラッシュ/沢田研二

 ジュリーでございます。70年代によくテレビで見たあの頃ですー。

 元盤は1979年。

 こういうCDデザインが面白いざんす。

 もろ「ちっちゃなレコード」。


 収録曲も本当にガキの頃にベストテンやヒットスタジオや全員集合で見たアレですよ!


1 カサブランカ・ダンディ

2 ダーリング

3 サムライ (Single Version)

4 憎みきれないろくでなし

5 勝手にしやがれ

6 ヤマトより愛をこめて (Single Version)

7 時の過ぎゆくままに

8 危険なふたり

9 追憶

10 許されない愛

11 あなたに今夜はワインをふりかけ

12 LOVE(抱きしめたい)


 6.は当時「え、歌詞の何処にもヤマト出てきてない~」と思ったんですが、内容は正しいですな。

 1.は「あの時代はよかった」と言ってる訳だから、結局は情けない男の話なんだけど、ジュリーが歌ってるから気付かなかったwwww


 個人的ベストはやっぱり「サムライ」。これ聞きたくて買ったと言ってもいい。

 これなー。記憶によると、当初は上半身裸に入れ墨を模した薄物をつけていて、歌で諸肌脱ぐという流れだったのを、「入れ墨いかーん」、でナチ系に変わったという記憶があるんだけど、逆だったっけ? 

 最初に見た時の記憶が半裸系だったからびっくりしたんだけど。「あー服着たんだ。でもここは生の腕が伸びるから格好いいのになー」と何となく感じていただけに、ちょっとがっかりした記憶があるんですが。

 記憶ねつ造してるかなー自分。


 まあともかくこの曲何がいいかというと、結局は不器用な男のことを歌っているんですよ。「外/社会に出ると敵やら何やらで暖かい寝床で安らぐ余裕はないし溺れてはいられない」美学的なもんですが。

 これをジュリーの色っぽい男の声で歌うからええのですよ。

 同時代のオフコースだったらもっと普通に「ちょっと肩肘はってるけどでも誠実で情けない男」が確実に見えるし、現在のギターサウンドばりばり系のロックとかではそもそもこの内容は出ない。いや、出るかもしれないけど、そもそもそーいう時には「オンナ」は存在しない歌詞になると思うんだよなー


 なのでまあ、ベースはこの時代よね、という感じですが、だがそれがいいw

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