第325話 魔軍交戦22 夜明けと崩壊3
「おい、大丈夫か皆!」
ライオが叫ぶ。
フェリファンの父親であるキリファが崩した防壁は北西部である。つまりは、ライオ達が戦っていた地点である。
彼は冒険者としては
ただし、それは自分のみの場合。
自分が戦っていた場所には、他の冒険者や傭兵、騎士達がいた。都育ちの冒険者は落下する経験なんてほとんどない。騎士は
まずい。
壁が崩壊した上に、おそらく生存者も少数だろう。
仲間の無事を呼び掛けているが、生き残ったとしても押し寄せてくる魔物達に殺されるのが関の山である。
ライオは頭の中で既に、算段をつけている。
走れる者と共に退避。
走れない者は肉壁にして
これが妥当な案だろう。
足が潰れた人間達も、こうなることも覚悟しているはずだ。仕様がない。
非情な判断だが、ライオは善良な人間といえるだろう。普通は生存者の確認などせずに、真っ先に逃げる。それが普通だ。その証拠に、大怪我を回避できた傭兵達は逃げ始めている。
彼らの判断は間違っていない。
普通の感性であれば、大魔法使いマギサ・ストレガの防衛魔法が突破された。つまり、これは負け戦である。敗者から賞金はもらえない。では、逃げるが吉である。そう考えるのが普通だからだ。
騎士達を動かすのは忠誠。
では、国へ忠誠を誓っているわけではないライオが動く理由は?
それは愛着だろう。彼は、見捨てるには都の人間と関わりすぎたのだ。
「あぁ、糞。ロットンに付き合って、学園なんかに顔出すんじゃなかった」
「ライオの旦那!」
「シャーフか!」
瓦礫から、
「無事だったのか!」
「あっしらの先祖は羊ですぜ? 元々山岳地帯に住む生物。岩場で落下する前提の身体の作りをしてるんでさ。あんたら普人族とは作りが違う」
「ははっ。そりゃ良かった」
周囲の人間達が起き上がってきた。
ほとんどが怪我人だ。だが、流石は前線に選抜されただけあって、思ったよりも死者数は少ない。
それでも、足りない。
今から侵入してくる魔物の数を押し返すには、人間も物量も足りなすぎる。
食料問題を度外視すれば、戦いは防衛する方が有利である。地形を活用できるからだ。その地の利は失われた。これから先は白兵戦だ。数が多い方が圧倒的に有利。
その上、向こうは
「おい」
「わかってまさぁ。死ぬときは自害。頭を吹っ飛ばす」
「済まないな」
「何で旦那が謝るんでさ」
シャーフが苦笑する。
「痛い!痛い痛い痛い!これっ!もっと優しく私を引き出さんか!」
少し離れたところに、狸オヤジ。もとい、ラクタリン枢機卿がわめいていた。騎士達が困った様子で彼を瓦礫から引っ張り出そうとしている。
「あのおっさん、生きていたのか」
「悪運の強い人でさ」
「いや、そうでもないぜ」
「へ?」
見ると、ラクタリン枢機卿を下敷きにしているのは瓦礫だけではなかった。数名の騎士が彼に覆いかぶさっている。
庇ったのだ。
ライオ達に遅れて、ラクタリン枢機卿がその事実に気づいたようだ。
騎士の死体と目があった。ように、ライオ達には見えた。
ラクタリン枢機卿は、しばらくヘルメットの覗き穴ごしに死体と見つめ合っている。
神妙な顔で立ち上がった後、真っすぐに冒険者達の方へ歩いてくる。
「冒険者の射手よ」
「へいへい、何ですか?」
「私は生き残らなければならない。護衛してくれるか?」
「そう言うと思ったよ」
ライオがため息をつく。
「報酬は?」
「報酬?」
「当り前だろ。俺達は冒険者だぜ?」
ライオに続いて、シャーフ達が笑う。
「そうか。一人当たり二千万ギルトでどうだ? 私が動かせる最大上限だ。それと、名誉を」
嘘である。
教会はあくまでも慈善団体。枢機卿とはいえ、そこまでの金を即決で動かすことはできない。彼は既に気づいているのだ。
この場にいる人間のほとんどは生き残れない。
だからこその、強気な報酬交渉。そして彼が言う名誉とは、戦死のことである。
傲慢ともとれるクエスト以来である。自分のために命を捨てろと彼は言っているのだ。
ライオは大局を考える。
この場で生き残るべきは、ほかでもない目の前のラクタリン枢機卿なのだ。
騎士達が命を賭して守ったのは、そのためだ。
敵軍に依然として吸血鬼達はいる。対応するためには一人でも多くの
そして、聖女ファナ・ジレットやシオン教皇を除けば、そのどちらも最高峰の使い手といえるのがラクタリン枢機卿だ。夜の吸血鬼討伐数トップは彼だ。ファナ・ジレットがレイミア・ヴィリコラカスに釘付けにされ機能していない今、エクセレイは彼を失うわけにはいかない。
「シャーフ」
「わかってまさぁ。不文律でしょう?」
「あぁ。おっさん。そのクエスト、乗ったぜ」
「……私が教皇になった暁には、君らを悪くは扱わんよ」
「そりゃ助かる。出世してくれ、おっさん」
ライオ達がひらひらと手を振る。
振り返ると、魔物達が崩れた防壁の間からあふれ出始めていた。
中央には、土色のフードコートを着た男。
ライオは「こいつが壁を壊した奴だ」と直感する。
フードコートの男の脇から、ゴブリンライダー達が走り出した。
「止めるぞ!お前ら!」
「ライオの旦那を中心に!俺達が壁になるぞ!」
ライオを中心に冒険者達が陣形を作る。その脇を、騎士達が
「シュレ!狸オヤジを連れて逃げろ!」
「そんな。私も戦えます!」
「足手まといだ!」
最若手の
「お前もいっぱしの冒険者を名乗りたいなら、正しく判断しろ!一番若いやつの大事な仕事は何だ!?」
生き残ること。
それが未来ある若き冒険者の不文律。
わかっているが、彼女は足がすくんで動けない。
枢機卿を庇って死んだ騎士達を、彼女は見る。大盾を握る力が強くなる。自分は何度、この役割をするのだろうか。学園の初等部の時からそうだった。あの時、殿に残ってくれた小人族の同級生。彼もこの戦場にいるのだろうか。
「ラクタリン枢機卿。一緒に行きましょう」
「よいのか?」
「これが私の役割です」
「……よろしく頼む」
ラクタリン枢機卿が、シュレと数名の騎士と共に走り出す。
「流石、
ライオが横を通り過ぎようとしたゴブリンライダーを射殺す。
防壁の下にいるレッドキャップには当たらなかった矢だ。今は通る。距離が近いからだ。皮肉なことに、命を保証してくれないこの距離こそ、彼の真骨頂なのだ。
「いえ、判断が遅すぎです。女の子だから甘やかし過ぎました」
「いいんじゃないの? あれ、冒険者デビューしたばかりだろう? 上出来だ」
「へぇ。俺らのパーティーのホープでさ」
「そりゃ、ますます殿を頑張らないとな」
「何とか踏ん張れますかね?」
「あぁ、大丈夫さ。問題ない」
シャーフは驚く。
てっきり、ここで皆仲良く心中するものだと思っていたからだ。
だが、ライオの目には光があった。
彼は生き残ることを諦めていない。
「何か秘策があるんでさ?」
「うちにはな、ヒーローがいるんだよ」
「ヒーロー?」
シャーフがタイラントアントを盾で押し返す。下がったタイラントアントを騎士が切り刻んでいく。
フードコートの男が、ゆっくりとこちらへ近づいてくる。
「ロットン。うちのリーダーさ。あいつなら何とかできる。この糞ったれな状況も、あいつさえいれば何とかなる。俺達はずっとそうやって生き残ってきた。初めて真龍に勝った時も、あいつが何とかしたんだ。うちのリーダーを信じろ。リーダーがここに到着したら、逃げる算段が出来る」
「そうですかい!信じてますよ!」
シャーフが大盾にさらに魔力をかける。
算段がついた。ならば、少しでも多くの魔物を押し返す。
「早く来いよ、ロットン!」
ライオがフードコートの男に矢を放つ。
矢は空中で弾けて吹っ飛んだ。
「何だありゃあ!?」
「空中で爆発した?」
「どんな魔法だよ!?」
「いや……」
「どうしたんですかい?」
「いや、何でもない。気のせいだ」
ライオはあの矢を爆破した魔法に既視感を覚えた。
だが、それが何か思い出せない。
すぐに思考を巡らせることを止める。
今は生き残るのだ。それ以外に、思考のリソースを割くわけにはいかない。
「持ちこたえてくれよ、ライオ!」
ロットンは走っていた。
西の防壁から北西の防壁へ。足が千切れるくらいに走る。
「あぁ、もう糞!つい最近ライオの嫁さんに挨拶したばかりだぞ!? ここで間に合わなかったら死んでも死にきれないじゃないか!」
ワーウルフを爆破両断しながら更に加速する。魔力の温存はしない。スタミナ管理は到着して考える。走る、走る、走る。
目先に崩れた防壁が見えた。
「よし、飛び降りればライオのすぐそばだ!」
ロットンが、全身の魔力を走る用ではなく、跳躍と衝撃吸収に転換し始める。
「よう、お前。この辺で一番強いな?」
ロットンの全身の毛が逆立った。嫌な汗が噴き出る。
頭の中から、ライオの所へ到着するという思考が吹っ飛ぶ。
何故ならば、彼は既に予感したのだ。というよりも、確信に近いだろう。
声をかけた人物。
そいつに自分は殺される。
「お、やっぱそうだな? 流石だぜ。力量が分かるんだな。
声をかけた人物が歩くたびに、防壁の石畳に罅が入る。
マギサ・ストレガが手ずから創造した防壁。それには当然、上部にも魔力コーティングがされている。例え巨人族が歩いてもびくともしないだろう。
漏れ出る魔力だけで地面が悲鳴を上げている。
こいつを
ロットンは長剣を構えて振り返る。
「お、逃げないのか? いいぜいいぜ。最高だな、お前。やはり南国の制圧を終えてこっちへ来た甲斐がある」
その男は、獅子そのものだった。
腰布を巻き、臙脂色のマントを着ている。上半身は半裸だ。だが、筋肉という鎧を着ている。
顔は獣人族の中でも、動物の特徴を色濃く残している方だ。普人族に特徴が近い者は、魔法も手先も器用なことが特徴だ。では、獣の特徴が強い者は?
圧倒的な
この男はそれだけではない。
魔力の保有量も圧倒的だ。
ロットンは直観する。
こいつは、自分が剣の手ほどきをしたアルケリオ・クラージュ。その十数年後の姿だ。学園で見つけた才能の塊。それが成長した時、どんな怪物になるか想像もつかなかった。でも、今は想像できる。彼は、
となれば、アルの存在をこいつに気取られてはならない。決して。
この獅子族の男は、冒険者にもありがちな
ただ強くなりたい。ただ強い者と戦いたい。
おそらくその一心で、この戦場に来ている。
「逃げても、意味がないようだからね」
中段から、上段に構える。
不思議と断定できる。この男は、自分の攻撃をかわさない。全ての攻撃を受けきって、自分を殺しにかかる。初対面であり、卑怯な攻撃がいくらでも許される戦場だというのに、不思議とそう思えた。
「君は、強い者を求めてここへ来たのかい?」
「おい、そういうのやめようぜ」
時間稼ぎがばれたか?
ロットンの額に汗が流れ出る。
「ここは戦場だ。お前は剣士。俺は闘士。やることはシンプルに一つだ。雑談なんて、戦いに雑味を加える蛇足でしかない。そうだろ?」
「生憎、僕は獅子族のような戦闘狂の種族の生まれじゃないんでね」
「あぁ、そうだった。俺達の考えは異質なんだったな。すまねぇ」
獅子族の男が、黄金色の立派な
獅子族。戦いを生き甲斐とし、世界中を旅しては現地の人間に紛争をしかける厄介な種族である。その自らの命を軽んじる種族特性から、数が異常に少ない種族とされている。近年はどの国でも見かけられなかった。ついに絶滅したのかと、まことしやかに噂が立っていた。
が、ある日突然現れ、南の国をいくつも葬った。
魔王軍の一員として。
「君の目的はなんだい?」
「目的ってーと?」
「戦いが好きなんだろう? それこそ、魔王軍の中に戦いたいやつはいなかったのかい?」
「あぁ、いるぜ」
いるのか。
予想外の返答に、ロットンは驚く。
後ろのがけ下に、意識を飛ばす。
まだ、ライオ達が戦う喧騒が聞こえる、
まだだ。まだ、間に合う。
「まずは魔王だな。あいつは俺が殺す」
「何だって!?」
混乱する。
こいつは魔王軍の一員じゃないのか。では、何のためにエクセレイに戦いを挑んでいる。
「トトも殺す。あいつ、根暗でいけすかねぇんだよな。死者の王だっけか。光魔法は使えねぇが、まぁ何とかなるだろ。肉体の欠片も残らないくらい殴れば消滅すんだろ。吸血鬼共も殺したいな。無駄に壮大でプライドたけぇのが癪に障る。力を誇示する種族は
何を言っているのか分からない。
魔王軍の四天王とされる人物が、魔王軍を全滅させる算段をベラベラと喋っている。夢なら冷めてほしい。
「じゃあ、今すぐ針の城へ戻って、そうしてくれないかな」
「それはできねぇ相談だ」
「…………何故?」
予想外にも、時間稼ぎに乗ってくれている。
ロットンは会話を長引かせようと問いを重ねる。
「俺が魔王に付いていってるのはよ。あいつが狂った夢を語っているからだよ。世界を滅亡させたいだとよ。笑えるだろ? でも、俺はシビれたね。普通はしない発想だ。三度の飯よりも戦が好きな俺ですらしなかった発想だ。あいつは約束してくれたよ。世界中の猛者と戦わせてくれるってな。世界があいつを脅威と認めれば、勝手に強いやつが俺のところへ現れるって寸法よ。最高の舞台装置だと思わねぇか?」
「最悪の舞台装置だよ」
「そうか?」
疑問符を男が浮かべる。獅子族の男の表情に、偽りは見られない。
本気で思っている。世界中の刺客に狙われることを、こいつは本気で
「俺が今一番強いと思っているのは魔王だよ。そこは偽りがない。本当だ。俺でも勝てるかどうかわかんねぇな。そこが最高なんだけどな。でも、
「……誰だい?」
「マギサ・ストレガだよ」
予想通りの名前に、ロットンは苦虫を嚙み潰したような顔になる。
確か、エクセレイ側の目論見としては、万全の状態の彼女を魔王に当てる算段のはずだ。それが覆される。
いや、覆すだろう。この男は。
言ったことは確実に実行する。その凄みが、この男にはあった。
「伝説の宮廷魔導士。そそるね。全盛期はとうの昔に過ぎているのが残念だが、ぜひ一騎打ちしたい。この国の伝説を殺すことが出来れば、俺は
「そうだろう、ね」
握る長剣に魔力を全て流し込む。
それを見て、獅子族の男はライオンの顔を獰猛に歪ませる。これから来る、自分の決死の攻撃に期待しているのだ。
「それで、マギサ・ストレガを倒した後はどうするんだい?」
「ここを落としたら、そうだな。魔王軍を裏切ってもいいかもしれねぇな。ここは魔法立国だ。ここを潰したら、もう後はまともな国は残っちゃいねぇ。世界征服ってのは、普通に考えれば不利だ。世界中の国を敵に回すんだからな。でも、世界で一番魔法に明るいこの国を落とせば話は別だ。多分、マギサ・ストレガ以上の敵はこの先出ないだろうな。これから先、魔王の野郎についていっても、それはつまらねぇ。俺は弱い敵を蹂躙したいわけじゃない。いや、待てよ? 海の向こうにはハポンがあるな。ゴウゾウ・イナバがいる。そいつを殺してから魔王を裏切るのもいいな。そうだ、そうしよう」
獅子族の男が勝手にうんうんと納得して頷いている。
対するロットンは、決意を固める。
こいつはエクセレイを滅ぼすことを確定事項として動いている。
逃げるのは駄目だ。
短い会話でわかった。
逃走は、この男が思う神聖な戦いを汚す行為だ。背中を見せた瞬間、この男は自分への興味を失う。作業のように殺されて、他の冒険者を襲うだろう。強い者を優先して。A級冒険者や近衛騎士を率先して殺すだろう。勇者ルーク・ルークソーンの身も危険だ。それは駄目だ。戦況が終わる。ただでさえ壁が壊れて傾いている戦況が、完全に敗北という方向へ舵を切るだろう。
自分は死ぬ。
だが、出来ることはある。
一太刀でもいい。こいつに傷をつける。
「一太刀にて
獅子族の男の足元が陥没した。
鬣の上部が爆発し、視界が全て炎で埋まる。
手元に返ってくるのは強烈な反動。まるで赤子が岩の壁を押したかのよう。予想通りだ。予想通り、簡単に持ちこたえられた。全ての魔力をつぎ込んだというのに、おそらくほとんど効いていない。
「ほとんど、どころか。全然効いていないじゃないか!」
ロットンの顔が歪む。
目の前には、手のひらで長剣を掴む獅子族の男。
表情が飄々としている。蝶々でも摘まんだかのようだ。
「何だこりゃ。がっかりだぜ、お前。もうちょいやれると思ったんだけどなぁ。冒険者ってのは、中途半端に場数踏んでて強そうに見えるから困るぜ」
「あ、あ、あぁあああああ!」
「おお!?」
空になったはずの魔力が、再びロットンの周囲に隆起した。
「撤回するぜ。やっぱお前最高だな!寿命をつぎ込んだのか!それも全部!ははっ、並みの使い手じゃあ、発動すらできねぇはずだ。いいねいいね。次は何を見せてくれるんだ!?」
「生憎、僕にできる魔法のレパートリーは少ないんだ。さっきと同じ魔法さ。孤児院出身でね。広く魔法を習得できなかったんだ」
「それで十分だ。さぁ、来い」
獅子族の男が顔の前に片手をかざす。
剣術の指導のように、「ここへ打ち込んで来い」と誘導している。
「魂の一切合切を
ロットンは再び、上段から振り下ろした。
魂を乗せて。
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