フィン感にぶった斬ってもらった話
先週のことですが。
令和のハイパー感想屋、フィンディルさんのフィン感こと「フィンディルの感想」が夏のキャンペーンを実施されていまして。普段1万字までの短編に感想を付けて下さっているのですが、夏のキャンペーン中は2万字まで感想書きます、とのことで。
「お、まじ?」
ということで17000字の「葉桜の君に」の感想お願いしたんです。これご存知の方いらっしゃると思いますが、ゆあんさんの筆致企画のストーリー誘導をガン無視して書いた忍者バトルもの、書くのにすごい苦労したので思い出深い一作なんです。
ホントは11300字の「海が太陽にきらり」とどっちにするか迷ったんですけどね。きらりも中途半端に1万字超えていてどこにも出せないけど個人的に好きな自作なんですが。
それはともかく。
指摘されたのは大きく二点。「描写が足らない」「エンタメ作品としてキャラが弱い」。指定プロットに踏み込むならば老桜をただの植物ではなくて舞台設定に合わせた妖なるものなどにしてはどうか、との指摘もいただいています。
これは執筆中に随分苦労したところなんですよね。さすが読み込みが鋭いところです。感想中でフィンディルさんは「フィンディルの解釈によると葉太は~」と書いてあるのですが、これ全部その通り、そういう設定を書いたんです。ただ「フォンディルの解釈によると」という前置きが必要になるということは、フィンディルさんクラスの読み込みをしないと読み取れない、ということなんですよね。つまり伝わらない、と。葉太のキャラ付けはもっとはっきり書ききっているべきだったんですね。というかそこを焦点に書いてもいいぐらいだと。確かに熱血バトルもの路線を極めるならここを力点にした方が熱くなれますよね。
「葉太は殺されたがっている。なぜなら自分が不完全な頭領であると自覚しているから」とフィンディルさんに解説していただいたんですが。「そうなんだよ、それなんだよ! 俺が書きたかったのは!」と膝を打ちました。ただ、これに「フィンディルの解釈によると」と前置きがついたということはこれ、読者に伝わりづらいということですよね。もったいないことをしました。
対して桜子。こちらはキャラ付け不足と指摘されたんですが、まさにそのとおり。葉太と楓子のキャラ設定は相当悩んで念入りに作りこんだんですが、桜子はそのまま流して書いたのがモロばれじゃないですか。ごまかせないもんです。執筆してる時からうすうす「桜子が軽すぎるなあ」と思っていました。
あとはバトル中の視点のぶれと描写語彙の不足。これは技術的な部分ですね。もっと腰を入れて書けばいいとのアドバイス。たしかにこれ公開しながら続きを書いて行ったので練り込み不足でしたねー。
いやいや、過去作ではありますが読んでもらうと抜けている点がよく分かります。
せっかくですので皆様にもお勧めしておきます。特にアメさんとか藤光さんとかまり子さんとかナツくんとか一回フィン感出して見るべきだと思いますよ。何が足りないかものすごくよく分かります。URL直接書けませんのでグーグルの検索結果を乗せておきます。
こちら→ https://onl.bz/H6R2zza
話変わりまして。
最近、コンビニでたばこ買うとおねーちゃんが二箱持ってくることが多くて。
「あれ? 一箱でいいんだけど?」
「え? 二箱っておっしゃいませんでした?」
「いや、言ってない」
という会話を何度か店員さんとかわしているんです。複数のコンビニで年代も性別もさまざまな店員さんと。
俺の発音が悪いんでしょうか。いや、そもそも何と二箱を聞き間違えられてるんでしょう。謎です。気持ち悪い。もしかして知らないうちに二箱って口走っているんでしょうか。なんかいやなんですよねー。どなたか解決策ご存じないでしょうか。
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