自作を久々に読み返してみた話
梅雨に入りまして、ぐずついた空模様の今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。今年は雨は降りますが、気温が上がらないですよね。あの発狂しそうになる蒸し暑さがない分、多少天気が悪くても許せる気分ではあります。
むしろそれよりもですね。職場の俺のデスク、異常に冷房が効きすぎて寒いんですよ。特にこの季節の変わり目の時期は。毎年総務に文句言っているんですが、こういう時最近のオフィスビルは融通がききません。フロアの一部分だけ冷房を弱めることはできないそうなんです。仕事中は上着着てますよ。あまりに寒いんで。さすがに外気温が三十度超えるとちょうどいい冷房になるんですが、今年はまだ快適に過ごせた日がありません。
さて、タイトルの件ですが。ちょっとわけあって過去作を読み返してみたんです。いや、そんな大した理由じゃないんですが。フォローしてる作者さんがタロット占いがらみのお話しを公開されまして。その中で占いシーンが何度も出てきてて、占い師の考え方とか占いの手順とか、そういう描写がもりだくさんなんです。
そう言えば俺もタロットの話書いたなあと、懐かしく思って久しぶりに読み返してみたんです。
そしたらですね。クソ面白いんですよ、これが。
いやあ、2019年の初頭の公開なんで三年前ですか。ああ、そう言えば連載終盤「平成の間に完結させる!」とかリキんでましたから、ちょうど令和になる直前の連載でしたね。三年前の俺、よく書いた! これは面白いです。三年ぶりに一読者の視点から読むと、とにかくドキドキハラハラします。
この作品、エッセイと銘打ってますが、中身は青春小説で、多少フィクションが混ざった私小説です。登場人物がほぼ実名で出てきたりするのでコンテストに出せないのが難点ではあるんですが。これ、せめて仮名にしときゃよかったなあ、とあとで思ったもんです。本当は占いのハウツーもの書くつもりだったんですが、フォロワーさんに煽られて青春私小説になってしまったという謎の作品です。でも、面白い。筆致に勢いがありますよね。
読み返してみると漢数字とアラビア数字がごっちゃになっていたり、カギカッコの前に変なスペースが入っていたりで読みにくいですが、まだ小説記法に慣れていないころの作品なんで仕方ないです。その辺はご勘弁ください。カードのスプレッド表記を整えるのに半角スペース入れて調整してたりしたんですけど、後から考えたら読む人の環境によって見え方はばらばらだから無意味な努力でした。あと、縦書きで読まれるとまったく意図と違う表記になってしまう点もまったく考慮に入っていません。
まあ、そういうアラがところどころ目につきますが、話は面白いですね。私小説ですからストーリーメイクに苦労しなかった面が大きかったなと思います。
俺、あまり過去作はいじらないタイプなんですけど、これは面白いのでちゃんと小説記法に則った文章にしといた方がいいな、と思いまして。気が付いたところをちょこちょこ直しながら読みましたですよ。これからも時間を見て少しづつ直して行こうかなと思いました。
昔から付き合ってくださってるフォロワーさんは既読だしご存知だと思いますが、最近交流し始めた方にも是非お目通しいただきたいと思いまして。URL上げときます。俺の原点みたいな作品でもあります。
「あのころ僕は占い師だった ―― 僕とあの人と22枚のカード」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888291217
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