　寝る前にカクヨム読んでいたんですよ。エロ系公式自主企画参加作を中心に。

　一つ目はナツくんのこれ。

「君は春一番と共に……」

　いや、ナツくん、ここんところ絶好調ですよね。この作品も三千字にも満たない字数で絶望感、ドキドキ感、微エロ、そして最後のオチまで。見事に詰め切ってまして。いやあ、素晴らしかったです。まいりました。降参です。

　そして公式自主企画参加作ではありませんが、蜜柑桜さんの同題異話のこれ。

「沈黙に積雪」

　胸に残る傷ってのはそう簡単に消えませんよね。悪いのは自分だと分かっているのなら、なおさらいつまでも心の奥底にくすぶり続けるもんです。

　こういうのをさらっと「そう言えば昔……」と振り返ることができるようになった時、「ああ、自分の青春は終わったんだな」と思うもんなんだと思います。

　これも素晴らしかった。

　さらに横海イチカさんのこれ。

「今夜、西海岸のコンドミニアムで」

　異国でのアバンチュールというなかれ。異国だからこその展開だったのかもしれませんが、それは結果論というものですね。その後の顛末も含めて青春の１ページにしっかり刻み込まれてる様子が伝わってきます。

　そして夏緒さんのこれ。

「s.」

　この瑞々しさとままならなさ、たまらないですよね。諦めてるけど諦めきれない心情の直接的な描写がないのが、かえって重くのしかかってきます。読んでてかわいそうになってきました。俺が乳揉んでやるよ、と言いたくなりました。

　こんな話ばかり読んでいたらですね。

　夢に見ちゃいまして。おおむね上の四作品をごっちゃにした内容にプラスして、俺の直近作「いつしか、キミが、ロリになる」のアメリカでのドライブシーン（これは横海さんの話が混ざってるのかも）を混ぜたような内容で。

　失恋して傷心の女性をドライブに誘って、アメリカのハイウェイを走り切ったところで「キミはとても美しい」とかいうセリフを俺が吐いて、「そんなこと今言うの？」という彼女と熱い口づけをかわした後、うむむむむ……、みたいな展開。

　その後二人は夫婦となってすてきな時間を過ごしました、というストーリー仕立てになってて夜中に感動して飛び起きましたよ。

　いや、正直その女性がですね、あの人だったんですよねー。誰だったかはここでは伏せておきますが。久しぶりに見た衝撃の夢でした。

　ちなみに巨乳は夢の中に一秒たりとも出てきませんでした。笑

　うん。俺の願望を百パーセント映像化した夢でしたね、これは。いやあ、いい夢が見れました。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい