カクコン5振り返り ラブコメ編
さて、異世界と並んで花形部門のラブコメです、が……。
応募総数 528作
10万字クリア 334作(応募数の60.9%)
星1個以上獲得 251作(10万字クリアの68.5%)
読者選考通過 69作
10万字クリア作品の平均獲得星数 46.4
通過作のうち完結作 16作品(完結率23.1%)
えー、こんなに参加作少ないんですか。これは驚きです。てっきり現ファより多くて、異世界に少し足りないぐらいだと思っていたのですが、恋愛とほとんど同じじゃないですか。びっくりです。
しかし10万字クリアできなかった率は全部門トップ、これは予想どおり。ラブコメで10万字書くのは相当の勢いが必要なんでしょう。出だしの勢いだけで10万字は書ききれないっぽいです。
星不足で脱落した数の少なさも全部門トップ。これも予想どおり。中身関係なくラブコメであれば読む、というコアな読者層がいることが分かりますね。現ファが少しかわいそうになります。
結果的に選考対象作品数は251作で現ファの290作といい勝負のところまで持って行きました。10万字に到達さえできれば、星はある程度自然とついてくる感じなのがラブコメの特徴です。
通過最大星数 1869
通過最小星数 17
通過星数中央値 105
最大最小よりも中央値を見てください。異世界をもしのぐ星105。これもラブコメであれば星が付く、というのの表れでしょうか。他の部門の倍ぐらい星が付いているように見えます。
通過ライン
40% 星35個以上
60% 星57個以上
80% 星62個以上
95% 星85個以上
各通過ラインは一見普通の数字に見えますが、ラブコメの星は他の部門の倍くらい付きやすいことを考えると、かなりゆるく思います。星60個で有望、星90個でほぼ確実。星65ぐらいに通過可能性を左右する大きな壁があるようです。
通過作品の完結率は驚きの23.1%。もはや完結しないのが当たり前という感じです。まあ体感的にもそんな感じでしょう。過去のカクヨムコン受賞作で書籍化した作品ですら未完のまま放置されている現状を見るとむべなるかな。
いわゆる日常系ラブコメだと話の区切りを付けるのが難しいし、ヤマ場を入れるとラブコメじゃなくなってしまうし。
そのあたり作者サイドではさじ加減が難しいところなんですが、読者はそんな細かいところは気にしていないようですね。完結しているかどうかもほぼ問題視されていません。
とりあえずラブコメの看板の吸引力は超強力なことは分かりました。
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