第16話
暗闇しかない。
そんな中で希望を見た。
眩しく、けれど目を閉じようと思えない、そんな優しい希望〈ひかり〉
すがりついた。
助けを求めた。
、、、、、、、
応えてくれた。
助けてくれた。
そして、殺してくれ<赦してくれ>と言われた。
どうしようもなかった。
そうしなければ、世界がこの世が危なかった。
けど、しなかったらもっとこの魔王〈ヒト〉と一緒に居られた。
けど、彼女は望まなかった。
望めなかった。
だから、彼女を封じた。
俺なんかでは到底解くことの出来ない、ソの輪廻を壊すモノを編み出すために。
これは、彼女の悲哀の話では無い。
コレは、俺の諦観の話では無い。
之は、最悪な諦めと悲しみの物語では無い。
これは、この話は、未来へ幸せな物語へと続く最も新しく最も古き神話だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます