千堂アリシア、楓舞1141-MPSと対峙する
<バーチャル演習場>
それは、
そこで、被検機体のAIをリンクさせて戦闘シミュレーションを行う。
千堂アリシアは戦闘モードの使用については制限があるものの、相手が人間でなければ重大な論理衝突は起こらないことは確認されている上に今回はシミュレーションなので、問題はないことは分かっている。その上でもちろん注意深くモニタリングされて何らかの異常が確認されれば即時中止される。
「それじゃあ、お互いに無理のないように」
監督役のエリナ・バーンズの指示を受けて、アリシアと
『うふふ♡ この姿も久しぶりですね』
最近は人間と同じように<服>を着ることの多かったアリシアは、本来の姿に戻ったことにそんなことを考えていた。しかしもちろん、<仕事>なので浮かれたりはしない。
なお、アリシアも
「では、シミュレーション、開始!」
エリナの合図と共に、アリシアと
とは言っても、戦闘用としての開発が行われている
要人警護仕様のメイトギアはあくまで<動く盾>であり、生身の人間相手であれば容易に圧倒できる程度の性能は有しているものの、最初から戦闘を目的に作られているロボットが相手では攻撃力が足りなかった。
加えて、
それが、共に一切の様子見なしで全力でぶつかったのだから、結果は目に見えていた。
アリシアの掌底が
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