3月30日 無の朝

 あれ、今は何をしていたのだろう。

 朝いつ起きたのだろう。いつ食べたのだろう。起きて食べた事実はあっても私は布団の中に未だ居た。

 窓からは白い光が暗い部屋を照らしている。机の上は混沌としていて先日買ったノートさえ探すのが億劫なほどだ。

 腹をマットレスにあて、頭だけを浮かせて数時間を過ごしている。この数時間が何回続けば一日になるのか。明日から四月。したいことも、たくさんあるはず。

 午後三時。自分の目に映る小さな数字を私は確認した。

 昼ごはんを食べる時間かもしれない。

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