深森

手と手を繋げば結ばれると想っていました

曲が終わり回れば手を叩きます

今の今までは幸せでしたと

別席へと回り互いに離れて行く

星の公転に似た輪を砕いて

独立した輪に踊りたいと望む

優しさとは湿り気に≒の証明世間哲学に納得し

手紙を飛ばせば猟師に撃ち落とされて

私は深い森で知らずに

その場凌ぎ詩を口ずさみ

苔が鉄に手を忍ばせてるのを

欲求の不摂生にて眺めながら待っている

土の輝きに悔いを打ち込める事の意味を知らない私は

貴方の安全運転に揺られた海岸通りをみて渡る事に

風の獣道に鳴らす草笛に夢をばかり抱いて眠る

不正な規制があれば右折道路にて直線は壁でも直進にて正解

吐く血に扱われた態度は抱き枕の鉄骨にて

冷たく固い夢を見て開ければ緑の陽が昇る

明晰夢に接続し続く


過程も未来も要らないから

側に居てあげて

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