三日月ロック
散歩をしていると 街灯の下 ミラーボール吊るして
グレッジギターをガコンガコン鳴らしているのは ロン毛のロッカーだったのです
私は服を脱いで 臓も引き抜いた 私はあなたを殺すつもりはない
無抵抗を示し歩いていると 月が三日月やけに輝いて
ロッカーはアグレッシブなジャズを展開するのだった
三日月にロック 山びこが轟音のギターを受け止めて 甘い音を遅れて返した
痛みを感じると ムカデが肝臓を噛んでいた
鼠 キツネとやって来て 私はその音楽が終わる事を知る前に
変拍子な心臓を齧られて死んだ
♪
僕の人生はフィーバー 同じ顔で通り過ぎて往く 人波にまだかと叫んでる
幽霊船の雨を抱いて 壊したてのシャンデリラを 海底の奥の方に
愛は吐く 夕 愛は憎い 追う私の薔薇 愛吐く 夕 愛は憎い 追う私の薔薇
髪を切りたくて仕方がないのは 三日月がこんなにも主張するからさ
刻んだような眼光を見せたくて 三日月があまりにも主張をするからさ
♯
もう 帰れるとこは 湖の一隻
蝋燭の橋は燃えてドロドロに崩れて 帰る道を失くしている
吹き雲の風船で どこか遠くへ行きたい 何の設備もされてない 高層ビルの上に
自由な庭 敷き詰めて いつしか上空ヘリが来た時には死んでしまいたい
足場が斜めになって砂が流れていく 救いあげてあなたは今宵何を思う
♭
アンパーチルトはレモネードの色したジャンキーで
ココナッツの詰め込んだ リボルバー くるくる回している
幸せは鳩が盗んでいて そいつらを保護する愛護団体に敵対を持っている
ウララ~ウルウ~ラ~ル~・・・・・
私はその音楽が終わる事を知る前に
変拍子な心臓を齧られて死んだ
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