詩集:電波痙R/200右に眩む』

楽園

鬱屈した顔にペンキを塗ったくり

水をバアッてかけると その人の記憶もろ共 幸せに変わる

花畑に行ってごらん 皆手を繋いでクルクル回っているよ

自殺志願者がクルクル クルクル回っているよ

さぁ一服どうですか? 深呼吸してそう

ニコチンの濃いとこが口に染みるまで深く吸って 吐いて スッテ ハイテ

ほら 元に戻った ここは楽園です

改めて今日はあなたを幸せにする為にいる住人です

同じ事を繰り返す 繰り返す クリカエス

その時何の疑問を持たずに 自殺志願者は疑問を持たずに幸せそうに

クルクル クルクル クルクル クルクル 回っている

他人を連れて来て これを見せてあげよう 幸せなんだってさ

どうだい?何処か寂しいだろ 胸の真ん中 痛くない?

独裁者が球根植えているよ 成金野郎が下町の商人になっているよ

犯罪者が色んな学者になっているよ 淫乱が医者になってるよ

薬物中毒者が詩人や芸術家だよ

皆 異常者なんだけど 素のままで居た方が良いと思わない?

川を下って水切りすると良いよ 顔が見えたら僕に報告してごらんよ

僕が思っている通りの顔をしている筈さ

「君はその時の今 死にたがっているね」

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