プラネタリウム
僕の殺風景な部屋は狭いからと
プラネタリウムを買った
安いから手作りだけど
本物に負けないくらいの輝きを放ってる
いつの間にか僕は大の字になり広がる天井を見上げてた
あの星は綺麗だから
名前を付けようなんて考えていた
僕はこの星にはと指を伸ばしたたら
机が有るのを忘れていて突き指をした
この宇宙の向こう側には行けないんだった
真空の世界なのにドアの叩かれる音が聴こえ
母が宇宙をこじ開けて出てくるんだ
光りは長方形に星を隠した
星は偽者 夜は偽者 宇宙は偽者
この現実を偽者にして欲しい
せっかくの世界が
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