短めの束

1.ホームセンター

ホームセンターのキッズコーナーで、人生で最初で最後の「友達になろう」を言ってきてくれた女の子は多分私より年上だったから、もう大人になってるだろうな

いいよって言って、そのまま数分遊んで「またね」って言ってくれたあの子が私の事覚えてないといいな


2.みんなそうなのかも

私を含めた数パーセントの人だけが「生きること」に対して下手くそなのだなとずっと思っていたが、どうやらそうでも無いらしくて、下手とか上手とか以前に割とみんな苦労しまくってるらしい

だからこんな仮説たててみるとする

「人類は下手くそとそれを上手く隠してる下手くそしかいない説」


3.ダメだよ!ってこと

どうやら、やっちゃいけないことってこの世界に結構狭い間隔であるらしい

道端の綺麗な落ち葉を拾ってはいけないってこと、正しくて偉い文書に記されてるから知れてよかった


4.ずっと部屋にいた方がいいってなっている今、朝スッキリ起きて、朝のご飯を食べて、服を着替えて、お昼には時々甘いものを食べる、という私の夢見てきた「せいかつ」が手の届くところにあって、とても落ち着く

でも世の中はそれほど優しくもなくて、絶対にどこかへ向かう為に外へ出なければならない人もいて、私だけ学生の身分と言うだけで楽をしても良いのか不安になってきてしまう


5.お菓子

お菓子は甘くて美味しい

けど最近なんだか食べ終わったあとなのに、それほど美味しくもなかったな、と思ってしまう自分がいて嫌だ

甘いもの好きの人をいっぱいいっぱい幸せに出来るお菓子という存在もこんな意味がわからないベクトルの天邪鬼を相手にする暇はないと思う


6.外見

外見にきをつかえるひとはとても素晴らしい能力をもっていると自負しても良いのではないかな

化粧品をこだわるのも、自分に合う服を厳選するのも全て努力なんだからそれを否定する権利は誰も持ってないよ

自分のために頑張れるあなたたちは最高だ


6.ペイズリー

幼稚園の頃、母がお弁当の日にはペイズリー柄のバンダナでお弁当を包んでくれた

私はお弁当という存在が嫌いで嫌いで堪らなくて、その時考えうる最悪のことを何回かした 具材をわざと机の上に落としてみたりなど 今の私が聞いたら口にねじ込んでやると思う

冷えきったお弁当がとっても嫌いだった そのペイズリーのバンダナもとってもとっても嫌いだった ごめんなさい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

夜に吐く @SaNd_1863

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ