夜に吐く

救えない

数年前もう少し頑張っていたらって

悔やむ人が多いから、私は今やっておく

今のうちだからって

思い詰めていつも生きてる

今しか出来ないかもっていう怖さと

ひとりで戦ってる

多分あなたもそう 私はあなたを助けない

今しか出来ないことなんてない 分かってる

分かっててやってる

未来の私が失望する前に

やらない後悔よりやる後悔なんてない

後悔は後悔だから

でもどっちをとるかは自由だからあなたの好きにすればいいと思う

どっちもどうせ無に帰るから

私は傲慢に育ちすぎたみたいで、

過去に積み上げたものを私が死ぬことによって、なくなるのかと思うと悔しい

みんなそういう運命なのに抗おうとしてる

救えないから生きてる時くらい私を救ってあげたい

後悔はひとつに絞れないけど、

現在進行形の今、1番悔しいのは生まれてきたこと

なんで生まれてきたんだろうって答えなんて無い癖に考えてしまう

脳みそを持ってしまったせいで

生まれて来なければ死への恐怖も知らなかったのに

私がいつか死ぬという事実さえなかったのに

夏のあの湖で死んでおけばよかった

これから先もずっとあの時死んでおけばよかったって叫ぶ声はたぶん止まらない

生も死も救いじゃなくて無だから

私が死にたがっていたことも

死んだら無に帰る

落ちるだけ落ちて上がって来れない

海の粘度が高すぎた

私がいつか本当に死ぬまでに今のうちかもって急いで事をし損じたりして自分が作り出した自分でも手に負えない恐怖とひとりで戦ってる

この世界と私に完全に失望する前に何とかしようともがいていて全く救いようがないから