私が悪かった
さて困った
読み終わった本が捨てられない
古本買取は基本未使用、半未使用などに限られているため、あまりにも傷みの酷いものは処分されてしまうだろう
未使用、半未使用のみ買取なら「古本買取」を名乗るなと感じるが
それはいいとして、
本、さらに言えば物質量のある本を買ってしまうと、購入時の喜び、及び読書時の楽しさを引き換えに私の生活圏が切り崩されること間違いなしである(金も切り崩しているが欲しい本を買う時には値段を気にしてはいられない)
そんなに部屋が狭い癖に読書をしたいのなら、電子書籍を買えと
そこで話は終了である
私が電子書籍を買わない理由・原因は100パーセント私に非がある為、その意見には手も足も出ない
まず私という人間は、10代という「生まれた時から情報社会」という恵まれた環境、時代を生きているにも関わらず、1、2年に一回の頻度で機械(この場合PCよりスマートフォン)のデータをパーにするのだ
それも無駄にデータを弄り回した末の結果なのだ
機械に慣れていなすぎる上、余計な行動をしすぎる
友人に画像、ひいては音声データ、パスワード保存データが全て消し飛んだと嘆いたら、心配などは特にされず(それほど重要なデータが入っていた訳でも無いが)、バックアップなどは試したのかなどと対処法を共に模索してくれた
ありがとう友人 しかしあのデータ達は既に塵と成り果てどこかへ飛ばされてしまったのだ 友人も機械も神ではなかったのだ
しかし ありがとう
以上の経験から私側の問題を10割程抱えながら電子書籍に手を出すなどの行為はしてはいけないわけである なんと情けない事態だろうか
本のかさばりを嫌う訳では無いが、その本を読む人間の生活範囲が狭まるとなると話は別である
納戸や大きな本棚は既に全て入居済みなのである
それほど部屋も広くないので読み終わってもう読み返さないと判断した本はセールのごとく箱に敷き詰め、納戸の奥にしまった
にも関わらず溢れ出てくる本、本、漫画、本
一体どういうことなのだ
買った覚えはあるものの既に箱に入れた記憶のある本まで出ているじゃないか
一体いつ出たんだ 怪奇現象が起こっている
もはやこうなったら今使っていない机を全て処分し新しい本棚を組み立てる他ない
使わない机なんかあるから部屋が狭いんだろと、全くその通りでぐうの音も出ない
元は妹が使っていた机など2つほどあり、これがまた大きいのなんのと騒がれる事態である
騒いでいるのは私だけではあるが、家族は「いつか使うかもしれないから置いておいて」としか言わない
何を言っているのだ
2年も使わないならそれはもうこの先も使わないだろう
使わないものをとっておいて何になるのだ
しかし私は彼らに何も言えない
もう読まないだろうという本を捨てるに捨てられずなあなあにして残しておくからだ
捨てればいいものを残すために、捨てればいいものを捨てようとしているのである
全く意味がわからない
私は何をやっているんだ
フリーマーケット(アプリや出店)などで売ることも可能ではあるし、実際私もそのようなところで売っている古本を結構見に行くから、その仕様はなんとなく理解している
ここでまたひとつ問題がある
そしてまたしても私に非がある
偏食ならぬ偏読人間であるため、偏った、売れそうもない本しか出品できない
もっぱら偶然見つけて試し読みしたら面白かったので買ったような本や、詩集短歌集が沢山あるので電子書籍から単行本化するようなこの時代に売れるとは思えない
考えてみてほしい
何か面白い小説などないかと書店を練り歩く時、辞書コーナーや参考書コーナーまで巡るだろうか
否、巡らない なぜなら物語などを求めている人間はそのジャンルは必要としていないからである
(少し話が逸れるが、確実に「辞書を読むことが好き」だと感じる人もいるだろう
辞書は自由閲覧制の知識展覧だと思っているので、それが好きだということは素晴らしいことだと感じる
漢字辞典や、古語辞典、英語辞典などに限らず、ユニークで読者層が私にはよく分からない、が、しかし非常に興味をそそられるようなものが沢山ある
「罵詈雑言辞典(奥山益朗/東京堂出版)」、「雨のことば辞典(倉嶋厚・原田稔/講談社学術文庫)」などその種類は多岐にわたる
辞書などを普段は読まない方は是非読んでいただきたい
罵詈雑言で思い出したが、文学史にのこる偉人達が遺した罵詈雑言集「文豪たちの悪口本(彩図社文芸部/彩図社」もなかなか面白そうであるので買おうと思う
こうして本が増えていく 全く手に負えない)
もういっそどこかに寄付しようか
困っている人が少しでも助けられ、私の生存範囲確保も助けられるのなら意味のあることかもしれない
大学進学などの節目に全て寄付、処分をして部屋をすっきりさせるのもいいかもしれない
こうやって思考をこねくり回しながら
また動物園の虎の様にベッドに臥している
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