第7話

彼等は作戦をたてる。          そしてゲリラ達が(確か)三人入って来て大佐を連れて行こうとした時に、一人が上手く隠れていて、数が足りないと問い詰められている所を襲った。            (彼等は隊長である大佐にも作戦の協力を求めたのだが、彼はもう殆ど腑抜けだ。話しかけても、只下を見て一日中椅子に座っているだけで、迎えが来て連れて行かれるまでずっとその状態だ。)             それで仕方なく、大佐を抜かして襲う作戦を立てて、ゲリラ数人が入って来ると遅いかかり、一人の男の銃を取り上げる。     そしてもみ合いになり、一人を殺す。もう一人は、目を片方、指で潰される。     (この騒動の中、大佐は呆然と只見ているだけだ。途中一人のゲリラが足元に倒れ込み、部下達から協力して戦う様に何度も怒鳴られるも、相手と目が会うと震え上がり、顔をそむけてそのままだ。)          結果、余りの騒ぎに他のゲリラ達全員が中に入って来ると、部下達何人かを銃で殴り、(もしかしたら一人位を殺したかもしれない?そこの所はよく覚えていないのだが。)そしてその日は大佐を連れ出さず、去って行く。                  結局彼等は脱出できず、作戦は失敗する。 こんな中、排尿排便を小屋の片隅でいつもしなければならず、(ゲリラ達はトイレの為に外へ出す事を拒んだので。)そこに虫が湧き、不衛生な為に一人の兵士が死亡する。 こうして地獄は続き、相変わらず大佐は頻繁に野外の暑いジャングルの中で、長時間色々な苛酷な辱めを受ける。         ゲリラ達が途中、木陰で休みながらビールを飲み、笑いながら談笑する中、大佐は炎天下に、その場所で四足の姿で数時間も耐えていなければいけないのだ。         だが、監禁されて数ヶ月が過ぎ、やっと援軍が来る。

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