第1章 4月

4月1日、年度最初の日、小学校教諭をしてる私は朝から大忙し。ちなみに先生になって3年目、忙しいながらも楽しんでいる。

また新たに2人の新任の先生が来る事になっているのだがその準備とで忙しいのだ。この島は都内からも遠くここに就職するのは地元の人ばかり。小学校の先生も離任等がないからずっと同じ先生がいる。

勿論私の担任だった先生もいるからね。


「失礼します。今日からこの学校に新任として来ました、水上亮です。よろしくお願いします。」

「同じく今日から新任として来ました、綾瀬美波です。よろしくお願いします。」


時間前にきちんとやって来たのはうちの雄二と幼馴染でこの島出身の2人だった。


「お2人共良く帰って来てくれたね。待ってたよ。今回の指導係として水上先生には沢田先生、綾瀬先生には小島先生お願いします。」

「「はい。」」


私は水上君の指導係に指名された。弟の友達という事もあって小さい頃から知ってるけど垢抜けたな、水上君。


「沢田先生、よろしくお願いします。」

「水上先生、よろしくね。分からない事があったら何でも聞いてね。」

「はい。」


先生としての自覚をきちんと持ってるみたいだね。小さい頃はやんちゃなイメージだったからな。

これから1年間水上先生の指導係としてしっかりするぞ。

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この島には… 蒼那 @azusa1995

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