第167話 今・冷蔵庫

今月末の計測ができるかどうか怪しい。


気温が下がって、エコキュートの音が大きくなってきてくれないと、計測ができない。

早くデータをとって、話を進めたいけれど、焦って無理をして計測をしてもらわないほうが良さそうだ。


汐見先生の著書「低周波音被害を追って」にも、エコキュートの低周波のデータは計測しづらいと書いてあった。

まるで、故意に計測しづらくしているのではないかと疑いたくなる位だと。




もう少し寒くなって、データを取りやすくなってからの方が良いのだろうか。

1番良いのはもちろん、12月や1月に取る方が良いのだろうけれど、さすがにそこまでは待てない。



早く話を進めたいと言う気持ちもあるけれど、実際、寒くなってどれだけ体がつらいかと考えるとそれも不安。


今は、夏で音が小さいと言うのもあるけれど、時間がほんとに短いことが多い。

大体、2時間から4時間。


メーカーの人は、エコキュートの稼働時間を4時間から8時間と言っていたから、4時間と言うのは夏場、風呂桶を貯めた場合の時間なのだろうと思う。

つまり今はシャワーで済ませているのだろうけれど、だんだん涼しくなれば風呂桶を貯めることも多くなるだろうし、もちろん、気温のせいで稼働時間も長くなるだろう。





ところで、計測するときには冷蔵庫を切ってくださいと言われている。

冷蔵庫からも低周波が出るし、データが分かりづらくなるからだろう。


家に来た役場の方たちは、計測する時期には少し涼しくなっているだろうし、夜中だけなので、昼間冷蔵庫をつけていれば、大丈夫だろうと言ったのだけれど、実のところ我が家は昼間、冷蔵庫はついていない。

その話をしている時もまさに冷蔵庫は全く動いておらず、まるで音がしていなかったのだけれど、3人いらして3人とも気づかなかったようだ。




汐見先生は「低周波音被害を追って」の中で、冷蔵庫の音は、背景音となって、エコキュートの音のつらさを緩和する方向に働くと言うようなことが書いていらっしゃる。


よくネットでは、エコキュートの音とエアコンや冷蔵庫の音を同じと書く人が多いのだけれど、周波数が全然違う。

冷蔵庫の方がエコキュートより高い。

同じ低周波でも、低周波障害の被害者が多いのはより低い音なのだ。




ただ、残念ながら私は冷蔵庫にも反応する。

多分、電磁波過敏があるからだろうと思う。

とは言え、エコキュートよりはずっと楽だし、同じ室内で長時間浴びていると体にこたえる程度だ。

そんなわけで私は、キッチンにいる時間が長い昼間は冷蔵庫のコンセントを抜いていて、キッチンから離れた寝室で眠っている時だけつけている。




つまり、計測するときは、1日中冷蔵庫が付けられない。

その話をされたときには正直、

こまったなぁー…、と固まってしまったのだけれど。


まぁいっか!と、すぐ気を取り直した。



1番具合が悪かったときには、丸一日中冷蔵庫を切って中身を完全に空にしていた位なのだから、3日ぐらいなんとかなるなる!

お米だけで暮らしたっていいし、なるべく外出するようにして少しだけでも冷蔵庫をつけるようにしてもいいしね。



今月末に計測できるか、ひと月延びるかまだ分からないけれど、いいデータが撮れるといいな。



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