第7話 今・自粛の日だけど
さてどうしよう。
外出自粛の日だけど、体がつらすぎて、鍼灸に行くことにした。
できれば私も自粛、したかった。
もし新型コロナ、うつったら死んじゃいそうだしね。
でも無理。体がつらすぎる。
それに、もしかしたらうつって死んだ方が、楽なのかもしれない。
そう言うことは、考えないようにしたいけれど。
ところでせっかく名前がついたのに、なんか、いまだにみんな新型コロナと呼ぶのは何故かしら。
本当は、帰ってから続き、後ろの家、前の前の家、と順に回ってみるつもりだった。
でも、ここに住んでます、ってだけじゃ身元保証にはならないんだなあ。
賃貸じゃなく、持ち家でも。
去年越してきたばかりだからか。
早く原因を突き止めたくて、なんでもやってみようと思ったけれど、病気のこととか説明しても十分じゃないみたい。
大丈夫、不審者じゃないよ、と証明してくれるものが必要らしい。
やっぱり、行政が動いてくれるのを待つしかないの?
もう全身が痛く、苦しく、喉が締め付けられるようで、体も震えてきてしまって、眠れなくなってきているのに。
どこかに一旦避難しようにも、避難先がない。
ホテルには無線LANなど入っているし、エレベーターなどの低周波音もあるので下手をするとかえって悪くなる。
妹の家も、うちと似たり寄ったり、今の状態だと少しマシかなって程度。最終手段だ。
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