第二話 お迎え

ジリリリリ。


目覚ましが鳴り響く。すぐに目が覚めてしまった。うぅ、こんなの普段ならあり得ないよぉ…


「入学式かぁ…」


う、考えただけで吐き気が。とにかく準備しないと。


一通りの準備をし終えたらあとは制服を着るだけ。まず長袖のカッターシャツを着て、スカートに足を通す。そしてリボンをつけてブレザーを羽織ったら準備完了。


ちゃんと鏡で確認。これでも女の子。身嗜みだしなみは気にしないと。顔色が悪いのは見なかったことにする。


「カレン!ユウマくんが迎えにきたわよ〜」


あ、やっと来た!


急いで玄関へ。ドアを開けて飛び出す。


「ユウマぁ〜。遅い〜」


「あはは、ごめんね。おはよう、カレン。学校に行こうか」





今日は入学式。緊張でもう死にそうです。

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