第23話 上矢ヒカル

『安心してェ……😆🎶✨ パパは、パパじゃなかったのよォ~ー🎶✨』



「いやいや、全然、安心できないッて❗❗」

 何度聴いてもラブリの言う事は意味不明だ。


 オッパイは透けて見えそうだけど……

 良いのだろうか。


 いつまでも、こんな可憐なオッパイを見てても……




『だって、パパは、二十歳の童貞チェリーボーイでしょォ~ー✨😆🎶✨』



「な、な、な、何ィ~ーー~ーー❓❓❓

 いきなり何を言い出すンだよ……」

 この子は、僕が傷つくことを平気でズバズバ言ってくる。


 その前に、ちゃんとオッパイを隠せよ。




『だからパパは、パパじゃなかったの』



「いやいや、言っている意味が全然、解らないよ……」


『どうしてェ…… 童貞チェリーボーイだから❓❓❓』


「あのねェ…… 別に、童貞だから聴こえないンじゃないよ」



『ねぇ、パパの名前は……❓❓』

「え、僕の名前……」急に、何だろうか。



『そうよ。童貞チェリーボーイだから忘れた❓❓❓』


「何で、童貞だと名前を忘れるンだよ……

 無茶クチャ言うな❗❗

 ヒカルだよ。上矢ヒカル❗❗」



『そうね。カミヤ ヒカル……

 それがパパの名前よ。よく覚えておいて』


「だから、忘れるかよ。僕の名前くらい」

 



『ほらァ~、ラブリちゃんのパパも、カミヤヒカルッて名前でしょォ~ーー😆🎶✨』


「いや、『ほらァ~ッ』て言われても、知らないよ」

 勝手にラブリが、そう言っているだけで、既成事実になっているが……


 本当に、ラブリの父親パパが、【カミヤ ヒカル】か、どうかなど何の証拠もない。



『ほら、良く見てェ……😆🎶✨』

 ラブリはニコニコと微笑んで、手首に巻かれたブレスレットを操作した。



「ン……❓❓」

 不意に、ブレスレットが七色のレインボーカラーに光り輝いた。


「ううゥ……❓❓❓」

 なんだろう。このまぶしい光りは……。






 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆ノ∠※。.:*:・'°☆

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