第17話

 僕らが喫茶店へ入いると、客も店員も一斉に注目した。


 もちろんラブリにだ。


 何しろアイドルのような美少女が水着と変わらないコスチュームをまとっているのだ。

 街中の喫茶店では目立って仕方がない。



『パパァ~😆🎶✨ 涼しくて良かったねぇ』

 奥の空いていたボックスシートに二人並んで腰を掛けた。



「うん、まァーな」ラブリが、僕の腕にしがみつくので、それでなくてもかなり暑い。



『ラブリちゃんは、アイスねぇ😆🎶✨』

 注文しただけで他の客らはザワめいた。



「あ、ハイ……😓💦💦」ウェイトレスも唖然として応えた。



「あ、僕はアイスコーヒー……」

 軽く会釈した。


 

 取り敢えず、ウェイトレスの置いていったグラスに手を伸ばした。



「ン……」グラスを傾け、ひと口冷たい水を含んだ。

 火照った身体に冷たい水が心地好い。

 


『パパァ~😆🎶✨ これで何の気兼ねもなく合体ジョイントライブを楽しめるわねェ……🎶✨』

 ラブリが恋人のように肩を寄せて微笑んだ。



「ブゥ~ーー~ーー❗❗❗❗」

 思わず、僕は飲んでいた水を吹き出した。


「え……😲💦💦💦」

 周辺まわりの若い客らも驚いていた。


「でェ~ーー…、出来るかァ~~ーー❗❗❗

 ラブリと合体ジョイントライブなんてェ~ーー……」

 つい隣りに座っているラブリを怒鳴りつけた。






 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る