第15話 謎の美少女ラブリ

 突然、僕の前に現われた謎の美少女ラブリ。


 ラブリの話しでは、彼女は二十年後の未来からパパである僕に会うためにやって来たそうだ。


 ド💟えもんじゃないのだから、そんな漫画のような話しを鵜呑みには出来ない。




 しかもラブリのお陰で、僕の初めてのデートは散々な結果となった。



 当然と言えよう。

 


 初デートで、『パパは童貞チェリーボーイ』だなんて知らない美少女から言われたら、誰だって疑いの眼差まなざしを向ける。



「ねぇ、送って行くからラブリのウチは、どこなの❓❓」

 

『ン…、そんなの決まってンでしょ……』

「え……❓❓」

 


『ラブリんはパパの所じゃン……』

「うゥ…、僕の…… ウソつけよ……」

 どこまで、ウソをつく気だ。まだ彼女の言う事を信じたワケではない。



「じゃ…、取り敢えず、お母さんに連絡しておけよ。心配するから」



『え、大丈夫よ。ラブリちゃんの家庭ウチは放任主義だから……😆🎶✨』


「あのなァ~……」やっぱり家出少女なのだろうか。

 しかし、こんな美少女を無下に追い返すワケにもいかず、彼女を連れて自宅へ向かった。



『ねぇ、パパァ~😆🎶✨ 暑いよォ~。

 あそこで休憩やすんで行こうか❓❓』

 きらびやかにいろどられたラブホを指差した。



「いや、ヤバいッて…… あそこは、大人のいこいの場だから……😅💦💦」


 花火の観覧客がチラチラと僕らを興味深く見ていた。



『パパァ~😆🎶✨ 暑いから、ラブホで休んで行こうよォ~ー✨✨💕』

「いやいや、ウチまで我慢しろよ」



『お願いィ~😆🎶✨ もうラブリちゃん、我慢が出来ないのォ~ー🎶✨💕💕』

 妖艶なまめかしくおねだりをしてきた。


「いやいや、ダメだッてェ……」

『これ以上、我慢したらおかしくなっちゃうゥ……✨💕💕』

 僕の腕を引っ張りラブホへ連れ込もうとした。


「おバカかァ~❗ 我慢しろよォ~ーー❗」

 




 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆









 

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