第12話

『ラブリちゃんの名前は【カミヤ ラブリ】……』


「え、カミヤ……」そんな……

 まさか……


『そ、パパ……、カミヤ ヒカルのムスメ

 ラブリちゃんよ❗❗』



「な、な、な、何じゃァ~、そりゃァ~~ーー❓❓❓」 

 確かに、僕の名前は上矢カミヤヒカルだ。

 しかし、どう考えてもラブリが僕のムスメであるはずはない。




 なぜなら僕は童貞チェリーボーイなのだから……

 子供なんて出来るはずがない。



 だいたいこの子は幾つなのだろう。



 十五歳くらいとしても僕が四、五歳の頃のムスメになる。

 まったく覚えがない。

 ッて言うか、絶対にあり得ない。



 二十年後の未来からやって来たと言うのもにわかには信じられない。


 ドラ💟もんではないのだから、そんな漫画のような話しは鵜呑みに出来ない。




 気づくと辺りは、夕陽🌇に紅く染まっていた。

 もうじき花火大会の時間だ。



 これ以上、怒っていても仕方ない。


 高城彩香の事は縁がなかったと諦めよう。




 不意に、『パーン』と夕空🌆に花火の音が響いた。



《あ、パパァ~😆🎶✨ 花火だァ~🎶✨》

 僕の身体に柔らかな胸の膨らみをり寄せて可愛らしく微笑んだ。



「ああ……😳💦💦 向こうに行こうか」

 優しくラブリの華奢な腰を抱き寄せた。

 今まで味わった事のない感触をしている。


 柔らかくて抱き心地抜群だ。



 僕らは見晴らしの良い高台へ上がった。




 本格的に花火大会が始まった。


 夜空に大輪の花を咲かせるように花火🎆が舞った。





 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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