第5話 童貞《チェリー》が悪化したの……

『今日は、このとラブホで合体ジョイントライブするのかァ~~ー😆🎶✨』

 ラブリはヤケに愉しげに笑った。



「な、な、何ィ~ーー……😲💦💦💦」

 ラブホで合体ジョイントライブッて…… 何て事を言い出すんだ。



 初めてデートした高城 彩香の前で……。

 


「え……😓💦💦」あまりの事に高城 彩香も言葉を喪失うしなった。



「……😰💦💦💦」僕も顔が青ざめ、返す言葉がない。


『どうしたの。パパ❓❓ 顔色が悪いけど…… 童貞チェリーが悪化したの❓』


「うゥ…… 童貞チェリーが悪化なんかするかァ~~ー❗❗

 風邪じゃないんだから……」

 童貞チェリーボーイの僕には、胸にグサッと来るひとことだ。



『ン…、可哀想に……😔💦💦💦

 きっとパパは、童貞チェリーこじらせて、お星様になっちゃうのねェ……』

 いたわるように僕の頭を撫でた。



「はァ~❗❗❗ なるかァ~❗❗

 童貞チェリーは、不治の病いじゃねぇ~んだからァ~~ー❗❗」

 まったくこの毒舌下ネタ美少女にはかなわない。



『パパの股間の【オンボロ聖剣】は、いつになったら活躍するのかしらァ~❓❓❓』

 心配そうに僕の股間に手を伸ばした。



「そ、そこを撫でるなァ~~ー……❗❗

 オンボロじゃねぇ~ーよ❗❗❗

 僕の股間の【聖剣エ💟スカリバー】は❗」

 確かにラブリの言う通り童貞チェリーボーイなので股間の【聖剣】は、まだ未使用の新品同様だ。



「……😓💦💦」

 さっきから隣りで僕らの会話を聴いている彩香は、完全に引いている。



 しかも、ここは駅前広場だ。

「フフ…… 童貞チェリーだって……」

 周りにいる女子中学生や高校生たちがあざけるように笑った。



「……😔💦💦」

 まったく周囲の冷たい視線が痛い。

 


「な、なんなの…… この子は❓」

 眉をひそめて彩香が訊いた。



『フフ…✨😌✨ もちろんラブリちゃんよ。

 パパの可愛らしい愛娘まなムスメなの』

 僕の顔面にオッパイを押しつけて応えた。



「え、もちろん愛娘まなムスメ……❓」

 すぐに彩香は聞き返した。



「いやいや、もちろんッて……、どんな日本語だよ!!

 全然、知らないだッて……😳💦💦💦

 このが、勝手に僕のムスメだって言ってるだけだからァ~❗❗」

 本当なんだ。

 何とか言い訳したいが……。




 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆

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