第5話
三年に進級して、またヒカルと同じクラスになった。三年連続だ。どうも、学校側は性同一性障害のヒカルと、その幼馴染の俺を一緒にしておけば、問題が起こる可能性が低くなると思っているらしい。連中の考えそうなことだった。
里衣奈と坂上さんとは別のクラスになり、鈴本と同じクラスになった。
「鈴本、結局一度も坂上さんとは同じクラスにならなかったんじゃないか?」
始業式のあと、俺の席の周りに三人で集まって話していた。
「そうだねー。でも付き合ってると同じクラスじゃない方がいいこともけっこうあるんだよ」
「どんな?」
ヒカルが聞いた。
「それは企業秘密かな」
俺たちは笑った。
「お待たせ」
里衣奈と坂上さんがやってきた。
「じゃあ、行くか」
モスバーガーで新しいデザートが発売されたとかで、みんなで行くことにしていた。
女性陣二人とヒカルはデザートを頼み、俺と鈴本はアイスコーヒーだけだった。
「あれ、鈴本は甘いの苦手だったか?」
俺はまったく駄目だが。
「甘党なんだけどね。試合が近いから」
「ああ。減量か」
「まあ大したことないけど。加賀谷はどうだったっけ?」
女性陣とデザートを分け合ったりしていたヒカルが顔を上げた。
「減量? 俺はいつでもなにしててもリミットぴったり」
「羨ましい体だなあ」
鈴本が笑った。
「キックの時はけっこう苦しかったけど、総合に移ったらジャストになった」
ヒカルはキックボクシングではアマチュア女子無双になって、総合格闘技に本格的に移行した。タックルを切るのが恐ろしくうまくなり、ほぼスタンドの打撃だけで勝つ。
「ところで女子選手って体を絞ると胸からなくなるとか聞くけどどうなの?」
「健ちゃん!」
坂上さんが怒って声を上げた。普段は可憐だが、ヒカルと同じで怒るとものすごく怖かった。里衣奈も怖い。
「ご、ごめん真綾……」
「私に謝ってどうするの!」
「ごめん、加賀谷……」
空手狂を飼い慣らしてるな。
「別にいいよ」
ヒカルが笑った。
「でも自分じゃよくわからないな。高一からブラジャーもしてないし」
「……」
ものすごくコメントのしにくい話の流れになった。俺はテーブルの下で鈴本の足を蹴った。
――鈴本のせいだぞ!
――だ、だって!
「……光くん、普段はさらしよね。でもそのままだと苦しいでしょう? 寝る時は?」
「剥き出し」
俺はアイスコーヒーが気管に入ってむせた。鼻から出そうになった。もう一回鈴本を蹴った。
――鈴本てめえ!
――い、今のは俺のせいじゃないよ!
里衣奈が言うべきかどうかかなり迷ったあと、ヒカルに言った。
「光くん。いくら男の子でも、それは駄目だと思うの。あの……光くんはけっこう大きいから、寝る時はちゃんとしないと」
「そう? あんまり困らないんだけど」
光が首を傾げた。
「真綾ちゃんは寝る時ブラつける派?」
里衣奈が聞いた。なんだなんだ。
「はい、ナイトブラをつけますね」
坂上さんが普通に答えた。なんだそれは。
「あたしもなの。光くん。ちゃんと合ったブラをしたら、寝心地とか色々変わるの。今度の休みに買いに行こう?」
「私も行きます。健ちゃんも連れていきます」
「えええっ!?」
坂上さんに言われて、鈴本ががたんと音を立てて椅子から立ち上がった。
「お、俺もランジェリーショップに行くの!?」
「そうです。きてもらいます。荷物持ちです」
坂上さんがなぜか鈴本にも敬語を使っていた。怖い。俺は恐る恐る里衣奈を見た。
「……智もくる?」
「いいえ」
謹んで辞退します。今度は鈴本が俺の足を蹴ってきたが、ガードした。
週明けの朝、鈴本が俺のところにきて泣いた。
「ま、真綾がひどいんだよ! 加賀谷が入ってる試着室の前に俺を連れていこうとしたりして! ま、万が一加賀谷の下着姿なんて見ちゃったら、もっと怒るくせに!」
ヒカルがげらげら笑いながら近づいてきた。
「いやあ、俺も女物の下着買うなんて久しぶりすぎて緊張したんだけど、鈴本のリアクションがあんまり面白くて気にならなくなったぜ」
「ま、真綾と里衣奈ちゃんも自分のまで買って……三軒はしご……俺がブランド名の入った紙バッグ抱えてるのに、いちいちサイズ測らせて……絶対わざとだよ……」
さすがに俺も吹き出した。
「口は災いの元だな。あと女の子を怒らせると怖いな」
「す、杉原だっていつか大変な目にあうよ!」
「俺は元々言葉遣いが荒いから大丈夫そうだな」
「口調の問題じゃないよ!」
「それで、ヒカルの方はどうだったんだ?」
俺は鈴本を無視して軽く聞いた。
「ん? あ、寝心地? びっくりするくらい胸が楽になったよ。あと下も、ボクサーパンツだとどうしても前がすかすかしちゃうんだけど、それも気持ちよくなったな」
「……」
まずい。俺はいま地雷を踏みかけている気がする。
「ああ、確か高一の時はCカップだったと思うんだけど、Dになってた」
やばいやばいやばい。これ以上は里衣奈に聞かれたら危ない。と言うかもうすでにかなり危険だ。
「それから……」
「ヒカル、もういい」
鈴本がいつの間にか復活して、にやにやしながら俺を見ていた。
「……里衣奈ちゃん、呼んでくる?」
「やめてくれ!」
俺は叫んだ。
日曜日に里衣奈とデートをして別れたあと、ヒカルから電話がきた。
「はい」
興奮したヒカルの声が聞こえてきた。
『ト、トモ! 勝った! 俺勝った!』
一瞬なんのことかと思ったが、今のヒカルが勝ったと言えば、総合格闘技の試合以外になかった。
「今日試合だったのか? 事前に言ってくれれば応援に行ったのに」
里衣奈だって話せば一緒に応援に行ったかもしれない。おそらく東京だろうが、それくらいの切符代には十分以上の貯金がある。
『い、いいから! 俺、MMAのトーナメントで初優勝なんだ! それも無差別級!』
「無差別級? すごいな、おめでとうヒカル」
本来ヒカルは女子総合格闘技では最軽量のクラスになる。
『ありがとうトモ!』
「ああ。祝勝会をしよう。なんでもいいぞ、なにがいい?」
『えっ……』
ヒカルが言葉に詰まった。
『な、なんでも?』
「ああ。俺にできることならなんでも。金も気にしなくていい」
『あの……』
ヒカルが考え込んでいた。
『……あ、あの、回らないお寿司でも!?』
俺は笑った。
「ああ。最高の店を知っている。これから席を取ってもらう」
『え、今日なのか!?』
「早い方がいいだろう。こっちには何時頃戻れる?」
『えっと……さ、三時間後くらい?』
「ああ……小野さんに代わってくれ」
ヒカルは時刻表的なものが全然駄目で、何度も何度も聞き直す羽目になる。
小野コーチに帰りに乗る駅と電車、だいたいの到着時刻を聞いた。それだけわかれば、スマートフォンの時刻表アプリで調べればわかる。
「じゃあ、駅で待ってるからな」
『う、うんトモ! ありがとう!』
俺は一度家に戻った。
「お袋。今日の夕飯は外で食べる。ヒカルがMMAで優勝したんだ」
「光ちゃんすごーい!」
妹の圭子がはしゃいでいた。
「よかったわね。どこに行くの?」
「銀一さんのところのカウンター席を予約した」
「えっ、銀一のお爺さん! あたしも行きたい!」
「圭子はまた今度な」
俺は笑った。
お袋が財布を取り出して、一万円札を俺に渡した。
「いや、いい。俺の貯金で足りる」
「いいから。銀一さんのおまかせなら、これでも全然足りないでしょう? お母さんからのお祝い」
「わかった。ヒカルに伝える」
「あ、あたしも!」
圭子が自分の財布を取りに行きそうになったので止めた。
「圭子からはもらえないな。優勝おめでとうって言えば俺から伝える」
「うん! 光ちゃんおめでとう!」
「ああ。ちゃんと言っておく」
駅で待っていると、ヒカルとジムの人たちがどやどや出てきた。このあたりに住んでいる人がけっこういるようだ。
「おーい! トモ!」
ヒカルが手を振ってきたので振り返した。
「おめでとう」
「あ、ありがとう!」
「バッグを持ってやる」
「うん」
それから俺は小野コーチに近づいた。
「お疲れさまです」
「智くん。お疲れさま」
「あの、これからヒカルを食事に連れていきたいんですが、大丈夫ですか?」
念のため聞いた。
「うん、三試合でそんなに打たれてないし、ダウンもしてないから大丈夫だよ」
小野コーチは笑った。
「光も喜んでるし。まあいっぱい褒めてやって」
「はい」
そこで俺は、前に揉めた木戸とか言う眼鏡の選手を見つけて驚いた。ヒカルは、あいつはジムを辞めるだろうと言っていたが。目が合って、軽くおじぎをしてきたので俺も返した。
「それじゃあ、失礼します」
寿司屋に向かって歩いた。
「そう言えば、眼鏡がいたな」
俺は聞いてみた。
「眼鏡? ああ、木戸か」
ヒカルが笑った。
「俺が見誤ってたな。あれから人が変わったみたいに練習に打ち込んで、素行不良もなくなった。今日も準優勝した。あいつはグラウンドも強いから、もう俺より強い。寝技の稽古に付き合ってもらってるよ」
「へえ」
ヒカルがそう言うなら、大したものだ。
「ああ、なんで無差別級に出たんだ?」
「いや、最初は普通に体重別でのエントリー受付だったんだけど、八人いてもマッチする選手がほとんどいなくて。それで無差別級開催になった」
「なるほどな」
まだまだ女子格闘技選手は少ない。
「ここだ」
俺たちは暖簾をくぐって店に入った。
「杉原です」
「はい、どうぞこちらへ」
ここの親爺さんは六十をとうにすぎているが、言葉遣いは丁寧で、まだまだ若々しい。
俺たちはカウンター席に座った。五席あるカウンター席には俺たち以外に誰もいないが、二つの小上がりはうまっている。
「あ、あの……ここ、高いんじゃないか?」
ヒカルが気弱げに言って、俺は笑った。
「高いさ。それに今日は親爺さんにおまかせで、一番いいのを握ってもらう。時価ってやつだな。だが、その分の味は保証する」
「ありがとうございます」
親爺さんがにっこり笑った。
「そちら様は、食べられないネタはありますか? 貝アレルギーですとか」
「ヒカルは大丈夫だったよな?」
「うん」
「それじゃあ、お願いします」
「はい、始めさせていただきます」
俺たちは乾杯した。お茶でだが。
「ヒカル、優勝おめでとう」
「ありがとう、トモ」
「お袋と圭子からもだ。おめでとう」
「うん、ありがとう」
最初の寿司を、親爺さんが俺たちの前に置いた。
「ん……う、美味いなこれ!」
ヒカルが目を丸くして言った。俺は笑った。
「だから言っただろう?」
寿司を食べながら、ヒカルの試合内容を聞いた。
「八人トーナメントで三試合三KO? すごいな」
キックボクシング無双の再来だ。
「うん。まあ出来すぎだと思うけど。三人中二人がストライカーで、ファイトスタイルが噛み合ったって言うのもあるな」
「もう一人がグラウンドか」
「タックルがものすごく精度よくて、何度も転がされてポイント取られたよ。でも、二ラウンドでタックルのタイミングを掴んで、スタンドキープして右ハイで決めた」
「さすがだな」
俺は笑った。
「こちらは塩をまぶしてありますので、そのままお召し上がりください」
親爺さんが新たな寿司を俺たちの前に置いた。
「はい。……なにこれ、塩もすごく美味しい!」
「本当だ」
俺たちは寿司に舌鼓を打ちながら、ヒカルの試合内容を話した。
寿司の代金を払って外に出た。その値段にヒカルが目を丸くしていたが、ちゃんと足りるように貯金を下ろしていた。
「トモ、ご馳走さま。ありがとう」
「今日のヒーローはヒカルだからな」
そこで俺は気がついた。
「ヒカル、ひょっとしてジムの人たちは別の場所で祝勝会をしてるんじゃないか?」
「うん。でも、小野さんもトモと行けって」
「そうか」
じゃあ帰るかなと思って腕時計を見た。午後八時すぎだった。
「……あの、トモ。時間まだ大丈夫か……?」
「ああ。まだ食べ足りないか?」
「そうじゃないけど……喫茶店とかで……」
「デザートでも食べたいのか?」
ヒカルが赤くなった。
「ま、まあそんなところ……」
俺は少し考えた。午後十時くらいまでやっている喫茶店を思い出した。デザートの種類がどれくらいあるのかまでは、甘いものが苦手な俺は知らないが。
「わかった。行こう」
俺たちは並んで歩き出した。
しばらくすると、ヒカルの肩が俺の腕に当たった。ヒカルを見たら、ふらふらしていた。
「お、おいヒカル!?」
あわててヒカルの肩を抱き寄せた。まさか、頭部にダメージが残っているのか?
「あ……ごめん……でも大丈夫……一日三試合は初めてだったから、たぶんスタミナ切れ……」
「すぐに帰ろう。ほら、乗れ」
俺はヒカルに背中を向けて屈んだ。
「なに……?」
「背負ってやる。早く乗れ」
「……えっ、おんぶ!?」
「そうだ。早くしろ」
「だ、大丈夫だよ!」
「駄目だ。これ以上ごねると救急車を呼ぶ」
ヒカルが恐る恐る俺の背中に乗った。俺は担ぎ上げた。
「重くないか……?」
「いくらヒカルが格闘技をやっていても、俺とじゃ体格差がありすぎる。平気だ」
と言うか、ヒカルは実際軽い。
ヒカルを背負って家に向かった。どうも、途中でヒカルは眠ってしまったようだった。
ヒカルの家に着くと、灯りは点いていなかった。ヒカルの親父さんはまだ仕事中らしい。日曜出勤に残業。いくら給料がいいとは言え、ひどい会社だった。俺もヒカルも、早く稼げるようになって、親にはもっと楽な仕事に転職してほしいと思っている。
「ヒカル、鍵をくれ」
「ん……」
半分寝ぼけたまま、ヒカルが鍵束を寄越してきた。玄関を開けて、灯りを点けながら二階のヒカルの部屋を目指した。
ヒカルの部屋で、ヒカルの体をベッドに横たえた。ヒカルはまた眠っていた。
どうしたものかと思った。小野コーチに相談したかったが、俺は小野コーチの連絡先を知らない。ヒカルは知っているかもしれないが、ヒカルのスマートフォンを勝手に覗くのは気が引けた。
小野コーチもさっき会った時に打たれていないし大丈夫だと言っていた。まあ、しばらく様子を見ていよう。
ヒカルの部屋を見回した。まあ、何度もきたことはある。以前は壁一面に張ってあったポスターとかカレンダーがなくなっていた。
ポスターの多くは、可愛らしいイラストの女の子がミリタリールックをしていると言うものだった。ヒカルも妙な趣味をしているなと思ったものだ。たぶん女の子受けはしないだろう。杜下と付き合っていた時にでもはがしたのかもしれない。……いや? 去年の夏休み最終日にはあったか?
玄関で音がした。ヒカルは安らかな寝息をたてている。俺はヒカルの部屋の電気を消して、一階に下りた。
「お邪魔してます、おじさん」
もちろんヒカルの親父さんだった。
「こんばんは、智くん。玄関に靴があったから、きみだと思った」
おじさんは微笑んだ。まったく疲れを感じさせない。
「光は?」
「今日の試合疲れで寝てます。ああ、ヒカルは優勝でした」
「優勝だったのか。あ……」
おじさんは鞄から携帯電話を取り出した。
「……メールがきていた。まったく」
おじさんがため息をついた。
「立ち話もなんだな。少し座っていかないか」
「はい」
俺たちは電気を点けて居間に入った。おじさんは鞄を置いてキッチンに入った。
「光のカフェオレがあるが、飲むかい?」
「はい」
おじさんは缶ビールとペットボトルを持って向かいに座った。ネクタイを緩める。
「じゃあ、光の勝利を祝って。乾杯」
「乾杯」
おじさんのビールの缶に、ペットボトルをぶつけた。おじさんは美味しそうにビールを飲んだ。
「あれ? そう言えば智くんはコーヒーは全然駄目じゃなかったかな?」
「去年から飲めるようになりましたね」
今ではブラックコーヒーでも普通に飲める。
「去年か。そう言えば、あの女の子には参ったな」
おじさんが顔をしかめた。
杜下のことだろうか。俺は迂闊に口を開かなかった。
「桔梗さんとか」
「ああ、はい。杜下ですね。会ったんですか?」
「うん。たまたま休みの時に、光の部屋でデートしていたらしくてね。まあ、なんと言うか……これは駄目だろうなと正直思った。智くんはどうだった?」
「俺はヒカルの初デートに付き合わされたんですが、難しいだろうなとは思いました。まあ、うまくいくように願っていましたが」
「なんと言うか……別れた妻と感じが似ていたんだ。いや、生々しくてすまないが」
「いえ。結局、結末はひどいものになりました」
「聞いた。さすがに腹が立ったよ」
「ヒカルから聞いたんですか?」
「うん。光は今でも、顔さえ合わせればなんでも私に話してくれる」
それはそうだろうなと俺は思った。ヒカルがこの世で一番信頼しているのは、おじさんだろう。
「一週間くらいはふさぎ込んでいたな」
俺は驚いた。学校では、すぐに立ち直ったように見えていた。まあ、俺ではヒカルの心のすべてを推し量ることはできないだろう。
「智くんの方は、恋人とうまくいっているそうだね」
「はい。まあ、俺にはもったいなさすぎるんですが」
「そんなことはないと思う」
おじさんが微笑んでいた。
「まあ、智くんには光を貰ってほしかったんだけどね」
俺は首を傾げた。前にお袋からも似たようなことを言われた。
「ヒカルは男で、俺にもそんなつもりはありませんが」
「うん、わかっている」
おじさんが苦笑した。
「ただ、そう思っていたんだ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます