第5話:霊界という世界

頭部だけのがいこつに悪魔の羽がちょこっと生えた姿のドクロのドッくんと

青い星のついた紫の帽子をかぶった脚の無い白いユーレイのウィッチ主任が

話している。

「てか、ウィッチ主任、この必要霊界グレイブタウンってどれくらい大きいんスか?

オレももうユーレイで疲れ知らないから人間界の時間で言う三日三晩くらい

飛んで行ってみたんスけど全然町と外との境界が見えなくて…」

「一応、管理者の俺が神様から聞いてる情報だと

とりあえず"人間界の成仏できない幽霊をすべて永続的に収容できるくらいの広さ"らしいぞ」

「じゃあ、地球の陸地面積分くらいあるんスかね?」

「そうだな、収容するのは成仏できない幽霊だけだけど、一応、永続的に収容できるくらいって話だから、まぁ、最低でもそれくらいはあるだろうな。あ、でも神様は状況に応じてこの世界をアップデートするっつってたな」

「ネトゲみたいッスねw」

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