第67話 修練場?
朝起きたら、両側にムチムチボディが転がっていたので、悪戯をしていたらムラムラしてしまい、2回戦。そうして、朝風呂に入ったんだが、いつもの様に考え事は出来なかったので、今日こそは、カルロスの所に行くぞと、心に決めたのである。考え事が出来なかったのは、2人がサービスをしてくれていたから、余裕が無かったんだよ。
風呂から上がって、出掛ける支度をしたら、霧を捕まえた。
「今日は、修練場を覗くつもりだけど、ひょっとすると、神様の修練場だと暫く帰って来られない可能性もあるから、帰って来なくても、心配しない様にな。」
「上様。お供は…?」
「神の修練場には、誰も連れて行けない。まあ、大精霊がいるから大丈夫だよ。」
「……心配です。」
「大丈夫だって。じゃぁな。」
そう言って、マサキは逃げる様に【
そのまま25階層へ移動して、ここも数分で狩り尽くした。ブラ5色セットをやっぱり、約300セット程。26,27階層でも、高級下着セットとTバックセットを約300組ずつゲットして、【
執務室へ足を踏み入れると、カルロスはやっぱりケツを触っていた。
「ちーす、ケツは良いよなぁ……。」
「ああ、堪らん。」
「ミニスカメイド服持ってきたぞ。後、カルロスが萌えそうな、俺の世界産の女性下着も持ってきた。」
「なんだと!?」
「見たいか?」
「うむ。」
と言うので、Tバックのセットを見せてやった。
「!!これは……。凄くねぇ??」
「良いだろう?カルロスの趣味にピッタリだろ?」
「これは、大興奮だが、これこそサイズが合わないと駄目な奴だろ?」
「大丈夫だ。俺の世界はオーダーメイドなんて、そんなにないから、各種サイズ取り揃えてある。だけど、アンダーバストだけ採寸したい。」
「おう、分かった。」
それから、40名のメイドさんに順番に執務室に来てもらい、スマホでスリーサイズを見ながら、ミニスカメイド服を3着ずつと、計測用の紐でアンダーバストだけメイド服の上から、強めに計り下着を3セットずつ配っていった。Tバックとブラのセットだな。もう、カルロスだし、オールTバックで良いだろう。うちの姫達にTはなぁと思うのだ。俺自身そんなに好きじゃないし。
「カルロス、このブラジャーだがな、後ろにホックがあって留めるんだけどな、これを、手の感触だけで、コンマ3秒で外せたら、君もSランクだ!」
「おお!頑張る!」
なんてアホな会話をしていたんだが、午前中一杯使って、ミニスカメイド服120着と下着セット120着の納品を完了した。
「全部でいくらだ?」
「うーんと、メイド服が1着銀貨7枚、下着セットが銀貨8枚だから、金貨18枚だけど、カルロスだし、金貨15枚で良いよ。」
「マジか!ありがとうよ。」
「これで、今日から仕事に張りが出る事だろう。」
「おお、楽しみが増えたからな!しかし、異世界の下着なんて、どうやって手に入れたんだ?」
「神様がくれたんだ。それしか言えない。」
「まあ、いいよ。そこは色々あるんだろうさ。そう言えば、最新の迷宮、3日で走破したんだって?」
「ああ、あの迷宮は出来れば、21階層以降は、立ち入り禁止でも良いと思うぞ?あそこは、Sランクでもエルラーナ程度の実力がないと厳しい。」
「そうか、他とは迷宮の仕様が違うとは聞いていたが、そんなに危険だったか。」
「カルロスは、絶対行っちゃ駄目だぞ。本当に死ねるから。ワイバーンが可愛く見える程度には、やべー。」
「マジか!解った。行きたい気もするが、俺が今いなくなったら、この領地が危ないしな。行かないよ。」
「約束だぞ!絶対だぞ!」
「ああ、解った。約束するよ。」
「じゃ、俺は、王都に戻るとするよ。」
「あ、大森林どうだった?」
「あーそっか。言ってなかったっけ。あそこは、開拓しちゃいけねー場所だった。大した魔物はいないんだけどね、下級女神と大精霊が見張ってる。幻想的な風景の泉って言ってたろう?そこが、水の大精霊が住んでる所。」
「そういう事か。なるほどな、道理で癒されると思ったぜ。」
「でも、このローレルの地は楽しい所だよ。まあ、カルロスが治めているからだけどな。冒険者の喧嘩なんか、衛兵がぶっ飛ばして終わらせているし、街道には辺境なのに、魔物も出ないしな。」
「兵士は鍛えてるからな。」
「それが、カルロスじゃないと出来ないのさ。他国の騎士団長なんて、串肉の串があれば、勝てる程度の強さだしね。」
「それなら、素手の方が強くねーか?」
「だって、素手じゃ、弱い者虐めになっちゃうじゃないか。」
「あ、そういう意味かよ。笑い話には、ちょっとならないな。」
「そう言えば、ラーメリアの王弟が、瞬剣のヘンリーだったよ。」
「何ぃ!」
「機会があったら、3人で飲みたいと思ってさ。絶対気が合うよ。」
「うん、会いたいな。楽しそうだ。」
「また、機会を作るね。じゃ、今日は帰るよ。」
マサキは、カルロスに手を振り、迷宮30階層に【
再び、ローレル屋敷から、迷宮30階層へ移動したマサキは、石碑に寄り掛かってホットドック擬きを食べて串肉を頬張った。少し食べ過ぎた感があったので、休憩してから、入ろうと思ったが、食後の一発で腹ごなしする事にした。
レオノールを呼び出し、1回戦して腹の具合も大丈夫と判断したマサキは、壁に魔力を流し込んでみた。
壁の真ん中に、空間の揺らぎができて、手を突っ込むと入れそうだったので、中に入ってみた。あー、これ、強烈に眠くなる奴だ。時間の流れがないっぽい?と、言う事は、当分、帰れない事が確定かな?まあ、外の時間は関係ないから心配される事はないと思うがな。
中の空間は、真っ白。何が出て来るかもサッパリ分からんが、勝手に出る事も出来なさそうだなぁ。取り敢えず、真っ白の家みたいな建物があったので、そこへ行ってみた。椅子とテーブルとベッドがあるので、まずは、寝る事にした。
ベッドの上で、大の字になって寝転がると、急激に睡魔が襲って来た。まあ、何かあれば大精霊が起こすだろう。と考えて、睡魔に身を任せ、爆睡の彼方へ意識は飛んで行った。
どれくらい寝ていただろう。とは言え、時間の流れはないので、寝て起きたと言う事実しかないのだが、これが人間には辛い。眠れば、脳は休憩するのだが、休憩している間の時間の流れがないので、休めてはいるのだが、寝た気がしないのである。体が慣れるまで大変なのだが、今度は慣れてしまうと現実世界に戻った時に、時差ボケで辛くなるのだ。
そうは言っても慣らさないと、死んでしまうので、取り敢えず寝たのだが、目を覚ましたら、左右に武神アリスと魔法神クレアが寝ていた。気が付かなかった事にして寝なおした。ここで、色々考えちゃいけない、考えると読まれるのだ。なので、無心で寝るのである。
しかし、息遣いの変化でバレてしまった様だ。これは不毛な修行が繰り返される予感が……。
アリスが言う。
「マーちゃん。寝たふりは駄目よ。」
そして、クレアが止めを刺す。
「マー君起きないと、切っちゃうよ?」
「時間の流れがないと、体が慣れないと辛いんだ、もう少し寝かせてくれよ。」
「駄目、じゃぁ、エッチしながら体を慣らそう?」
「うんうん、マー君そうしよう。時間が流れていないから、どれだけ寝ても一緒だよ?」
この2人に剣術の修行や、魔法の訓練をしてもらったのだが、エリセーヌと違って、文字通り手籠めにしてしまったので、女の喜びを覚えさせられた責任を取れとか言われながら、いつもするのである。まあ、俺が悪いのだが……。
エリセーヌは、ほぼ同意の上でだったんだけど、アリスとクレアは勝ったらやらせろとか、負けたらやらせてやるだとか、そんな不毛な争いをしていたがために、結局、口八丁を炸裂させて、手籠めにしてしまったのだ。
結局、アリスとクレアと1回戦ずつして、修行に入る事にした。だが、その前に何の修練だ?と言う話なのである。
「何かありそうなのか?」
アリスは、遠い目をした。
「別に何もないの。ただ、マーちゃんに会いたかったから。エリちゃんとは、指輪で話してるでしょ?」
「誤魔化すな。ガリルの爺ちゃんが作ったんだろ?ここ。」
「マー君、本当なの。創造神様に2人でお願いしたの。創造神様が作った修練場は、21階層から30階層なの。あれは見ていたけれど、マー君、本当に強くなったよ。」
「だって、爺ちゃんには、神々の保養所を作れって言われてるぞ?そうしたら、地上に来られるんじゃないのか?」
アリスは、開き直った。
「待てなかったんだもん。」
「つーか、ここの件、エリセーヌは知っているのか?」
クレアは、自分の体を抱き締めて言う。
「知らない。知っていたら大変。」
「じゃ、まあ、見付かった時の為に、剣と魔法の修行はしておこうぜ。」
「「うん。」」
で、結局修行を始めた訳だが、この2人、戦闘系の中級神だけあって、めっちゃ強いのよ。迷宮なんて問題にならない、激しい戦闘を繰り返す事になるのだ。バテたら寝る、起きたらヤる、そして戦うと言うサイクルなのだが、これが神界の時は1対1だったんだけど、今回は2人を同時に相手にしているので、超キツイ。
これヤるじゃん?これで絶倫も鍛えられちゃうんだ。そうすると、寝る時間が無くなるんだけど、女神達は本来寝ないので問題ないのだが、俺は人間なんだヨ。
俺がいる時は、俺に合わせて寝てくれているだけなのだ。
こんな、修行を体感で1年程した頃、ちょっと考えた。
「あれ?やっぱり俺、騙されてるよね?」
「どうして?」
「だって、エリセーヌとは指輪で念話してるけどさ、アリスもクレアも電話が繋がるはずだ。ガリルの爺ちゃんが言ってたし、爺ちゃんからは電話あったしな。」
「チッ!」
アリスが舌打ちをした。
「おい、吐け。吐いて楽になっちまえ。」
「マー君。電話じゃエッチ出来ないじゃない。」
「まさか、それだけの為にこんな所を作ったと?」
「そうだよ。創造神様に、マー君に無理矢理、女にされたから、責任とらせたいって言ったら、作ってくれたんだ~。」
「だ~、じゃねー。爺ちゃんに何を言ったんだ。」
アリスが開き直る。
「作ってくれないと、すぐにマーちゃんところに降臨してやる~って言っただけ。」
「脅しじゃねーか!俺が怒られんだろ?」
「もう私達は、マー君なしでは、女神なんてやっていられない。もう、堕神になってやるんだから。」
「ちょっ、待て待て。分かった、早めに保養地作るから、それまでは、偶に来れば良いんだろ?」
「うん、いっぱいしたから、当分我慢出来る。マー君愛してる!」
「うん、マーちゃん大好き!暫く我慢する!」
「半年くらいは、我慢出来るか?」
「「嫌!3カ月。」」
「・・・・分かったよ。俺も忙しいから、その位って感じで良いだろ?ここ時間流れてないし。」
「「うん。大丈夫。」」
「だけど、マーちゃん大丈夫?」
「何が?」
「マーちゃん、私達2人掛かりで、やっと引き分ける程度に強くなっちゃったから、油断すると神力が溢れちゃうかも?」
「マジか!」
「うん、手加減と言うか手抜きしないと、殴っただけで、人間死んじゃうかも?」
「お前ら、何してくれちゃってんだ!」
「だって、マー君、嬉しそうだったよ?」
「大罪系悪魔に勝てるかな?」
「「楽勝。」所詮、元は堕天使だからね。天使に毛が生えたくらい。」
「天使ちゃんは、毛、生えてたぞ?」
「「やったの??」」
「してねーよ!スカート捲っただけだ。」
「あー、パンツ履いてないもんね。」
「あれは、吃驚したぜ。」
「ニルフェス、隠れてないで出て来なさい。マー君の魔力の中に隠れてるなんて、許せない。」
ニルフェスは、ビクビクしながら、出て来た。
「申し訳ございません。」
「あんたは良いわよね。地上にいても怒られないんだから。」
「アリス、クレア。ニルフェスを虐めるなら、もう来ねーぞ!」
「「えー駄目。じゃ、許す。」」
「お前ら……女神よ、それで良いのか!?」
「私達は、もうマー君のもの。女神じゃなくても良いの。」
「良くねーよ!!」
「マーちゃん、エリちゃんより、もう強い。もはや魔王。魔王がいれば、女神なんて要らない、堕神になって魔王のお嫁さんになる。」
「馬鹿な事言ってんじゃねー!誰が魔王だ。ガリルの爺ちゃんに言いつけるぞ。」
「あ、駄目。ヤメテ。ここが無くなっちゃう。」
「エリセーヌにバレたら、俺が殺されそうな気がする……。」
「大丈夫、マー君、エリーちゃんより強い。私達の方が危ない。」
「まあ、また考えるさ。取り敢えず、今回は帰るぞ。3カ月位したら、また来る。ちょっと疲れた。」
「「うん、待ってる。」」
「で、どうやって帰れば良いんだ?」
「マー君の魔法で帰れるよ?転移魔法ならね。ゲートは駄目よ。」
「時間の流れが違うから、難しいんじゃね?」
「ここを異空間と思って、イメージすればいいの。」
「あ、そういう事か。理解した。ニルフェス、入ってろ。」
「はい。」
マサキは、アリスとクレアに手を振ると、転移魔法を使った。ローレル屋敷の庭に転移したのだが、猛烈に眠い。庭で気力を振り絞って、【
そして、王都屋敷に移動すると、すぐ風呂に入りに行った。猛烈な空腹と眠気で倒れそうなのだが、寝る前に何か食わなければ。
時間が流れていないから、腹が減らないので、適当に食べてはいるんだが、全然足りていないのだ。
温泉に浸かっていると、寝てしまいそうになるのを、大精霊達が必死で起こしてくれている。疲労感が、お湯に溶けだす様な感覚が戻ってきて、現実世界に帰って来たんだなと思う。
ウンディーネが霧に、大至急、食事を大盛で支度する様に、指示してくれた様だ。体が温まったところで、風呂から上がり、桜の奉仕に任せて浴衣に着替え、
食堂に赴くと、巨大なステーキと、丼くらいの器に、大盛のご飯と普通の味噌汁が用意してあった。
丼を片手に、味噌汁を飲みながら、飯を掻き込む、隣で霧がステーキを細切れにしていく。肉を口に放り込んで飯を掻き込む、味噌汁をお替りしてを繰り返し、丼飯3杯と味噌汁3杯と巨大なステーキを完食して満足した。
満足した途端に椅子の上で寝てしまったので、大精霊達がマサキを抱えて、寝室まで飛んで行った。
霧がニルフェスに聞く。
「一体、何があったんですか?上様があんなにボロボロになるなんて。」
弥助と桜が思い出し、弥助が尋ねる。
「上様は、神界に行っておられたんですかい?初めて上様にお会いした時も、あんな感じで眠気と空腹と戦っておられましたが。」
ニルフェスは言う。
「いいえ、神界ではないです。が、神界と同じ様に、時間の流れが無い空間にいらしたので、同じ様なものだと思います。あの空間は、およそ人間がいられる空間ではありませんので。」
「やっぱりですかい。あのお姿を見たのは、久しぶりですねぇ。」
「大精霊達が、2日か3日は起こさないと思いますから、そっとしておいてあげて下さい。」
霧が興味ありげに聞いた。
「どんな修練をされて来たんですかね?」
ニルフェスが、自分の体を抱き締めながら言う。
「怖かった。私、マサキさんがいなかったら、消滅させられていました。
マサキさんも、どんな修練場なのか知らなかったみたいで、中に入った時、時間の流れがない事に気が付いて、あ、これ当分帰れない奴だ。って呟いたんですよ。
で、やっぱり強烈に眠くなる事が分かっていた様で、中に家みたいな建物があって、そこに、テーブルと椅子とベッドだけあったんですけど、大の字になって寝てましたね。
それで、マサキさんが目を覚ました時、両隣に武神様と魔法神様がいらっしゃって……。
マサキさんの修練ですけど、武神様と魔法神様のお2人と殺し合いみたいな激しい戦闘をしていました。マサキさんVS武神様+魔法神様ですね。」
「え?神様と2対1って事ですか?」
「そうですよ。」
「良く生きていましたね。」
「大丈夫ですよ、あのお2人は、マサキさんラブなので。」
「え?女神なのですか?」
「そうですよ、神界でマサキさんが、手籠めにしちゃったみたいです。」
霧は、信じられないという表情だ。
「あ……そう…ですか。」
桜は言う。
「上様が神界で手籠めにしたのは、エリセーヌ様なのでは?」
「エリセーヌ様は、ほぼ合意の上だったそうですよ。武神様と魔法神様は、マサキさんに、無理矢理女にされたと言ってました。」
「でも、女神様にそんな事をして、生きていられるのが凄いですね。」
「エリセーヌ様にも、武神のアリス様にも、魔法神のクレア様にも、愛されていますし、創造神様が孫の様に可愛がっておられますので。」
弥助は大笑いだ。
「さすが上様。スケールが違いますね。」
ニルフェスは言う。
「ただ、武神様と魔法神様がラブなので、当然、マサキさんにせがむ訳ですよ。そうすると、絶倫具合も鍛えられちゃうんですね。で、3日も寝るじゃないですか。起きた時は、覚悟しておいた方が良いですよ。」
メイリーナは言う。
「そういう時は、私とリザさんが受け持つから大丈夫よ。」
「どうでしょう。厳しいかもしれません。こちらでは、今日行って、今日帰ってきてますけど、向こうでは、マサキさんの体感で1年、実際の時間に直すと2年は修行していますから。一応、みなさん準備はしておいた方が良いですよ。」
「そうね。一応みんなに声を掛けておこうかしら。」
と、いつ目覚めるかも分からない、マサキの為に、みんなが色々考えるのであった。
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