第22話 復讐と憎悪

 皇帝の寝所から出ようと、扉に手を掛けたマサキの背中に、シャルロットが抱き着いた。

「何処へ行こうと言うのです?」


「家族の再会を邪魔する程、無粋ではないのでな。廊下にでもいるさ。」

 そこへ、皇子もやって来た。

「マサキ殿、父が元気になったのは、マサキ殿の魔法のお陰では?ならば、声の一つも掛けてやって下さい。」

 等と頼まれたら、行けないじゃないかと、きびすを返した。


 それでも、皇妃達が話をしたかろうと、扉の脇に背中を預けて、腕組みをして眺めていた。元々パワフルな皇帝なのだろう、あの状態で生きていたのだからな。

 皇妃達と談笑しながら食事をする、皇帝をシャルロットと並んで皇子が嬉しそうに介助していた。


 食事を摂り終えた皇帝は、マサキに頭を下げた。

「こんな所から、失礼する。ガイザス帝国皇帝レオ・ガイザスだ。此度の救命に感謝する。」


「Sタンク冒険者主席マサキ・タチバナだ。よく俺が来るまで頑張った!と言っておこう。普通の人間なら、疾うに死んでたぞ。パワフル親父め。」


「ふははは、そうか、死んでいたか。だが、今回の来訪、これが主目的ではあるまい?」


「いや、これが主目的だ。ついでと言ってはなんだが、シャルロットをもらい受けに来たのと、テリウスを始末しに来た。今回の皇帝の病状だが、ヒ素中毒による多臓器不全で死ぬ寸前だったぞ。これは皇帝を狙った毒殺案件だ。」


「何故、俺を狙ったと判る?」


「皇帝以外に皇族が誰も倒れていないからだ。ヒ素を摂取させようとするのなら、食事か水に混ぜるしかないだろうが、1人だけが中毒になっていると言う事は、調理中に入れられたのではなく、食事提供の寸前に入れられたと判る。

 そして、そんなアホな事を考えるのは……、自分を名将だと思い込んでいる阿呆しかいないだろうさ。」


「……聞きしに勝る慧眼だな。シャルロットをもらってくれる事にも、感謝せねばならんな。」


「いや、そっちは俺が勝手に惚れただけだ。」

 シャルロットは目を見開いて、マサキを見た。


「そう言ってくれるか。」


「いや、ホントだって。」


「ふっふ、そういう事にしておこう。で、うちの馬鹿息子の事なんだが、始末せねばならんか?」


「その問いは、為政者としてどうかと思うぜ?

 だが、俺の婚約者の1人を手に掛けようとした以上、捨ててはおけない、俺の名前はそんなに軽くない。

 これは、エルスローム王国がどうこうではなく、彼は喧嘩を売ったんだよ。俺が動かなければ冒険者ギルド全部を敵に回す事になる。

 そもそも、俺が動く動機として、シャルの親父に毒を盛った、というだけで充分だと思わないか?」


「そうか、そうだな。本当に馬鹿な息子を持ったものだ。」


 マサキは、仕方ねーなと頭を掻きながら言った。

「そんなんじゃ、為政者なんか務まらんだろ。だが、嫌いじゃない。

 テリウスに関しては殺さないまでも、生涯出られない所に幽閉するのと、第二皇子にかなりの協力者がいる。それらを一網打尽にすると言うのならば、今回は親父の顔を立てて引こう。これが精一杯の譲歩だ。」


 レオはマサキの顔を見据えて言った。

「親父と呼んでくれる其方の言葉。違える事の無い様、実行すると約束しよう。」


「分かった。今回は引く。しかしなぁ、20歳にもなって、世界征服はないだろう、聞いていて頭痛くなっちゃったぞ?」


「面目ない、昔から夢見がちだったのだが、最近は、妄想に取り憑かれている様でな。俺が気を付けていれば良かったんだが……。」


「周りにいないのか?まともな教育係みたいなの。」


「おったんだが、彼奴きゃつが大きくなるにつれ、看過されよってな。」


 マサキは腕組みをして考える。

「うーむ、ルキウスとシャルの性格を鑑みるに、ちょっと結びつかないんだよなぁ、テリウスの性格が。ちゃんと兄弟姉妹なんだよな?」


「ああ、それは間違いない。」


「ふむ、テリウスと教育係に会う事は出来るか?」


 レオは頷くとルキウスを呼んだ。

「ルキウス、マサキ殿をテリウスの所に案内してやってくれ。」




「はい。承知しました。マサキ殿案内します。」


「ああ、頼む。」

 ルキウスが先に立ち、マサキを連れて部屋を出た。


 シャルロットは、マサキについて行く様だ。

「マサキ様?何かを疑っておられます?」


「まあ、可能性を探っておこうと思っただけだけどな。」

 シャルロットは、さっきから驚かされてばかりの、マサキが今度は何を考えているのか、何か楽しみなのであった。


 ルキウスが、テリウスが執務室として使っている部屋まで来ると、ノックして扉を開けた。マサキは、分からない様に、左手の指輪から【精神鑑定メンタルアプレイズ】をテリウスに向かって飛ばした。教育係にも同時に飛ばしておいた。

(あーん?なんだこりゃ)


 マサキは異空間より刀を取り出すと、腰に落ち着けた。と同時にテリウスに【回復リカバリー】【復元レストレーション】を掛けた。

 そして、刀を引く抜くと、教育係の首に刃を当てて、ピタリと止めた。


「おい、おっさん説明してもらおうか。何故、テリウスは洗脳されている。」


 教育係のおっさんは、ガクガク震えながら、土下座した。

「も、申し訳ございません。」


「洗脳したのは誰だ!?」


「私で御座います。」


「何故だ?何が目的だ!」


 テリウスは洗脳状態から抜けた様で、何が起こっているのか、分からない様だが、ルキウスが落ち着かせていた。


「復讐で御座います。王国のセベインに巣食う盗賊団に、妻と娘を攫われ殺されたので御座います。だから、セベインに攻め入って、盗賊団を1人残らず殺してやりたくて、でも、その力が私にはありません。昔から正義感の強かった殿下にその話をして、洗脳するのは難しい事ではありませんでした。」


 マサキは、その場で【審判ジャッジメント】の魔法を使った。

「今の話は本当か?」


「間違いありません!」

 本当の話の様だ。魔法を解除した。

「本当みたいだな。セベインの盗賊団の事を、もう少し詳しく聞こうか。」


「セベインの盗賊団は時々この帝国まで、人を攫いに来るのです。運悪く目を付けられた娘を庇おうとして、妻が殺され娘は攫われましたが、翌日には散々犯された姿で死体が発見されました。

 私は、セベイン迄調査に行きました。行政はどうなっているのかと。行ってみて愕然としました。領主主催のオークションで、人身売買が行われていたのです。

 これはどうにもならないと思い、王国の宰相閣下にご相談申し上げました。そうしましたら、現在の王政は腐っているから、クーデターを起こして、王位を簒奪するので、少し待って欲しいと話がありました。しかし、宰相閣下のクーデターが失敗に終わったと聞きましたので、今度は何とかセベインを帝国領土にして、盗賊を駆逐したかったので御座います。」


 マサキは、この男が可哀相だった。妻と娘を殺され辱められて、更に王国宰相にも騙されていたのだ。これは、壊れるわと、嘗て自分が味わったのと同じような屈辱を味わったのだと。


「おっさん、名前は?」


「スコットと申します。」


「娘の名前と年齢は?」


「イリア、15歳で御座いました。」


「スコット。その話、Sランク冒険者主席マサキ・タチバナの名に懸けて、俺が引き受けよう。セベイン領主一族を皆殺しにしてでも、盗賊団は1人残らず始末して来よう。安心して裁きを受けるが良い。

 未成年の娘に鬼畜の所業、例え神が許しても、俺が許さん。報告を待て。先ずは、エルスローム国王の顔でも殴りに行くか。」


「本当ですか?」


「俺の名は軽くないんだぜ?」


「貴方様に最大の感謝を。」


「俺の勝手でやる事さ。ルキウス、スコットの裁き、俺の帰りを待てるな?」


「承知しました。お約束致します。」


「後の調査は任せる。俺は王国に戻って、今の話を国王に伝えて、セベインを攻略しに行く。スコット、エルスロームの宰相にまで騙されちゃったな。宰相が、まともだったら、洗脳もする必要がなかったのだろう。スコットの話、エルスロームの執行部は誰も知らないぞ。無念は俺が晴らして来る。じゃぁな。」


 スコットは、マサキに土下座で頭を下げ、涙を流していた。


「シャル、すまんがデートは、またの機会にしてもらって良いか?」


「はい。マサキ様のなさりたい様に。」


 部屋から出た、マサキは、シャルの部屋へ案内してもらった。綺麗にしてあったが、やはり女の子の部屋と言う感じだった。その場でゲートを開き、直接、王の執務室へ向かった。




 執務室に出ると、中にはサラビス、コーラル公爵、メイリーナ、ルチア、騎士団長がいた。マサキが殺気を撒き散らしながらゲートを潜ってきた為、皆の顔が引き攣っていた。


「サラビス、歯を食い縛れ。」

 と言って、マサキはサラビスをぶん殴った。サラビスは椅子から倒れ込んだ。


「マサキ殿!お止め下され!」

 と言って騎士団長がマサキに抱き着いた。


 シャルロットは、これだけ激しい怒りを表に出すマサキを初めて見た為、どうして良いのかわからなくて、オロオロしてしまった。


 ここで、メイリーナがマサキを抱き締めた。

「マサキ殿、お怒りなのは分かりますが、ご説明を頂けませんか?」

 と、メイリーナが優しく言った。


「てめーら、知らなかったとは言わせねーし、知らなかったでは済まされないぞ!セベインで、何が行われているか知っているか?騎士団長!!」


「申し訳ない、知らないです。」


「サラビス王も知らないのか!?」


「すまん……。」


 マサキが握っている拳の掌から、血が滴っているのを、メイリーナは見逃さなかった。マサキの手を取ると、握った拳の指を1本1本起こしていき、治癒魔法を掛けて胸の中にマサキを抱いた。


「ご自分を、傷付けてはいけません。何があったのか、このに教えて頂けませんか?」


 憤懣やる方ない思いを抱えるマサキを、なんとか宥める事が出来たメイリーナは、お茶を淹れた。

 荒い息を整えながら、マサキは、スコットの話を皆に聞かせた。


 一同は驚愕の表情をしていた。


「セベインの領主一党と盗賊団は、皆殺しでも生温い、血の一滴すら残さず消滅させてやりたい。

 領主主催のオークションの商品が人間だぞ?

 15歳の成人にもならない娘を犯し殺し、あまつさえ少女を物の様に売買する等、鬼畜の所業、本人達の気持ちも然る事ながら、親の気持ちを考えたら復讐くらいしたくなるものだろう。

 そもそも、宰相がまともであったなら、スコットは今回の様な事をせずに済んだんだ。そうすれば、皇帝も倒れる事は無かった。あんなクソ野郎を宰相にした責任は軽くないぞ。」


 段々怒りがぶり返してきた、マサキはまた殺気を撒き散らし始めた。メイリーナはマサキをひたすら抱き締めていた。


「これは、あの娘達には受け止めきれないわね。シャルロットさん、セレスとソルティアーナには絶対に執務室に来てはいけません、と伝えて下さい。あの娘達はシャルロットさんの様に肝が据わってはおりません。」


「はい、わかりました。」

 と言って、執務室を出て行った。


 サラビスは、マサキの話を聞いて、ブチ切れていた。

「騎士団長!どうなっておる、俺の所には一切報告が来ておらん。どこで情報が止まっている?領政監視員はどうなっているんだ!」


「直ぐに調べます!」


 メイリーナは、この異変とも言える、マサキの変貌ぶりに、ある答えを出していた。

「マサキ殿。貴方にも、人に話すのも憚られる憎悪を抱える何か、があったのですね。人間ですから、それはそうでしょう。それを。このメイリーナに話してもらえませんか?」


「よしてくれ。今の俺には理性なんて物は欠片もない。自分でも何をするか分からないのに、王妃に甘える訳にはいかない。

 親父、悪かったな。どうにもこうにも怒りが抑えきれなかったんだ。油断するとすぐ殺気が漏れる。理不尽を前にすると、どうしてもキレてしまうんだ。」


 サラビスは何でもないと言った。

「気にするな、俺の立場で知らなかったは、許される事じゃない。マサキが怒りに我を忘れる様に、俺も憤懣やる方ない思いさ。

 宰相の元の領地がセベインの隣なんだ。恐らく金が流れていたのだろう。流石に看過出来ないし、城内の腐敗も今回は一掃するつもりでやるよ。」




「弥助、いるか?」


「はっ!」


「ちょっと内偵に走って欲しい。セベインの領都へ、人攫い集団のアジトと人数、それから領主との繋がり、その辺りの情報収集を頼みたい。桜と椿と霧も連れていけ、今の俺の顔を見せたくない。」


「上様はどうされますか?」


「なれるかどうか分からないが、1度冷静にならないと、足元を掬われるからな、それから考える。何れにしてもセベイン領都には行くから、冒険者ギルドに伝言を残してくれれば、助かる。」


「承知しました。」


「失敗は構わない、必ず俺の元へ戻れ、生きてさえいれば何とかしてやる。危険だと思ったら引き返せ。良いな?」


「承知!」

 弥助は消えて行った。




 メイリーナは、弥助とのやり取りを見ていて、これで冷静じゃないと言い切れるんだと、感心していた。

「貴方は配下の人にも優しいのね。」


「何が良いのか分からんが、上様と言ってついてくるから、それに見合う人物でありたいとは思っているよ。俺には過ぎた仲間さ。」


「きっと貴方なら、名君になるんでしょうね。」


「よせやい、俺はただの女好きのロクデナシだよ。これ迄も、そして、これからもね。ただ、それだけの男さ。本来なら、王女だ皇女だなんて、知り合うのも烏滸がましいと言うものだ。

 返す返すも、メイリーナが人妻である事が、恨めしいと思っている程度にはクズだぞ、俺は。」


「私が欲しいの?」


「それを俺に聞くのか?

 それこそ、セレスとルティを捨てなきゃならんだろ?捨てられたと泣かれるのも、母親を取られたと恨まれるのも辛そうだよな。第一、サラビスと喧嘩するつもりはないんだよ。」


「私が、それを望んだとしても?」


「メイリーナはそんな、アホではないと思っているし、倫理的に考えたって許される事じゃないしな。俺は間男になる気はない。良い女だなと思うのは勝手だし自由だけど、それを行動に移すかどうかってのが、理性な訳じゃん?」


「そうね。貴方の言う通りだわ。じゃ、私は悪い女かな。」


「おいおい、そう言う思わせぶりな事を言わない。今の俺には、理性の欠片もないと言っているだろう。それに1度たがが外れてしまったら、収まりがつかないと思うしな。」


「随分優等生なのね、貴方程の人なら、もっと自由に生きても良いと思うし、自由でいて欲しいと思うわ。」


「俺に何を言わせたい?何をさせたい?目的はなんだ?」


「貴方の中にある、憎悪の炎の火元が、何なのかを知りたいのよ。ここで話せないなら、場所を変えるわよ?」


「俺が話すと思うか?」


「思わないけれど、それでも貴方の事が知りたい。」


「何故?」


「私の為。」


「セレスのとは言わないんだな。」


「貴方に嘘が通用するとは、思わないもの。」


 マサキはメイリーナの気持ちに気が付いてしまった。これでは、自分があの日の間男になってしまう。正直に言えば、メイリーナの事は好きだった。だが、人が人を好きになるのは自由だと思うのだ。ただ、それだけであれば。その先を求めては、やはりいけない。


「勘弁してよ……。これ以上、俺を惨めにさせないでくれ……。」

 そう言って、マサキは執務室を出て行った。


 メイリーナは、ちょっと急ぎ過ぎたかしら。と思いながらも、今のマサキが危険である事に変わりはないと思った。触れる物をみんな駆逐してしまう程に。




 メイリーナは、サラビスに聞いてみた。

「貴方、私がマサキ殿と間違いを起こしたら怒っちゃう?」


「なんだそれは、当たり前だろう?」


「今のあの子、とても危険だと思うのよ。でも、セレス達では、とても手に負えない。小娘になんとか出来る程度の闇ではないと思うのよ、抱えている闇が。見たでしょ?あの憎悪の炎を燃やした目を。」


「ああ、確かに危険な香りが、プンプンする目だったな。」


「だから、付いていてあげたいのだけど、今のあの子に、理性は期待出来ないと思うのよ。だから、もしかしたら間違いが起きちゃうかもと思って。」


「どうして、お前がそこまでする必要があるんだ。」


「考えてみて。異世界から1人この地に来て、周りにいるのは、セレスの様な小娘ばっかりで、苛々する事も多かったと思うのよ。そう言うのを桜さんを抱く事で処理していたんだと思うの。でも、今日のあの子は危険だわ。誰か大人がついていてあげないと、と思うの。」


「お前がそうしたいなら、そうすれば良いと思う。が、メイリーナ、あいつはそんなに弱くない。それに、もし勢い余ってお前を抱いたとしよう。あいつに苦しみを1つ増やすだけの結果になるぞ。

 それに、300歳超えの魔女が近くにいるんだろ。」


「それがね、今の俺の顔を見せたくないって言って、桜さんも内偵に出しているの。誰かの顔を見ようと、思わない気がするのよ。無理にでも押しかける強さがある娘が居れば良いのだけど……。セレスじゃなぁ、余計に苛々させるだけだろうし。

 ちょっとギルドに行ってエルラーナさんに頼んでくるわ。」


「ああ、それが良いだろう。」


 メイリーナは、ギルドに行ってエルラーナに経緯を話した。だから、何も聞かないで、黙ってついていて欲しいとエルラーナに頼んだ。


 エルラーナは、メイリーナに絶対に内緒だがと前置きした上で、マサキは向こうの世界で39歳だった事、神様に間違えて殺されてしまった事、そして19歳に生まれ変わった事、25歳の時に起きた事、だから裏切りには容赦がない事、それに日本人特有の守る者の為なら、自分の命をなんとも思っていない事などを話した。


 話を聞き終えたメイリーナは、涙が止まらなかった。泣きながら城へ帰ったメイリーナは、少し考えたい事があると、自室に閉じこもってしまった。





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