ダンジョンデータ

 第一部終了時の、カイトのダンジョンデータをまとめる。


 ダンジョンコアLv,5

 ポイント残高:133800


・〈マスター〉カイト


 本名、鳴上海人。

 オーストラリア大陸を流浪中の彼に素養を見出し、スカウト。彼は各地を流浪していた経験があり、その経験を生かしてダンジョンを経営する。

 心優しい性格の持ち主ではあるが、仲間を害する相手には容赦がなく、森一帯を火にかけるなど、大胆苛烈な策を執る。

 また「何とかなる」と楽観的に笑う一面、それを「何とかする」ために陰で努力することもしばしば。

 かつての経験のせいか、家族を失うことに極端な恐れを抱いている。


・〈ボス〉フィアルマ Lv,14


 幼き火竜。陸竜の血を濃く引き、膂力が強い。愛称、フィア。

 普段はセーラー服を着用。運動時はブルマ。

 長い金髪に紅い眼。ポテンシャルが高いものの、ポイントが割に合わないため、さまざまなマスターから敬遠され、『はずれ』としての劣等感を帯びていた。

 だが、カイトの明るい笑顔、その裏に秘められた努力を知り、彼を補佐するように最善を尽くすようになり、次第に惹かれていく。

 今でも劣等感を帯びているときがあり、時折、こじらせて拗ねるときも。


・ローラ Lv,10


 幼き火竜。翼竜の血を濃く引き、翼を生やして飛行可能。

 普段はブレザー姿を着用。運動時はブルマ。

 長い金髪に紅い眼。普段はツインテールに結っている。フィアとは姉妹関係で、同じく『はずれ』とされていた。

 明るく無邪気で悪戯好きなところがある一面で、相手の気の障るところには触れないようにする気配りができる子。だが、カイトやフィアの関係に遠慮し、一歩引いたところにいる傾向がある。

 そのため、他人の幸せを優先する一方で、自分を軽んじる一面も。


・エステル Lv,27


 戦狼の茶髪の少女。顔が端正だが、火傷の跡が大きく目立つ。

 普段はメイド服。無表情だが、感情は犬耳や尻尾で表現する。ぽつぽつと言葉を紡ぎ、あまり饒舌ではない。

 かつて、別のダンジョンで仕えていたが、捕らわれて奴隷に。

 冒険者の主人と共にカイトと戦ったが、敗れて傘下に降る。

 気配りができ、縁の下の力持ちとして活躍している。カイトの手料理がお気に入り。下働きのキキーモラたちをよく指揮している。


・コモド


 ダンジョンの案内人。コモドドラゴンをデフォルメしたような造形をしている。

 神の使徒であり、異世界を行き来しながら、ダンジョン経営の素養のある人間を集めている。割と親身に相談に乗ってくれる。

 魔物たちに対して愛着があり、魔物たちを大事に扱うカイトに好意的。

 作者曰く『声はきゅ〇べぇをイメージしている』そう。


・その他存在する種族


 キキーモラ×15


・ダンジョン構造


 一階層:地上部分。大半がジャングルだが、半分が消失した。洞窟は半崩壊。

 二階層:カイトの住む居住区画となっている。

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