第16話 石碑

1939年1月。ヨーロッパの何処かの森。

機関銃を肩に乗せた親衛隊が先導し、その後を非戦闘員と見られる集団5、6名が着いて行く。


ヘルベルト「チーム名称がアーネンエルベになるわ、本部が引っ越すわ、長官がヴィルスに変わるわ、怪しい新興宗教の教祖直属になるわ、いつになったらゆっくり研究できるんすかねえ」

ユルゲン「ヒムラーは教祖じゃない、SSの前だぞ口を慎め!それに怪しい新興宗教でもない、イルミネン・シャフトだ。」

ヘルベルト「へーい…っと、長官が手を振ってますよ」

ユルゲン「見つけたのかもな」


手を振る口髭の男の元へ集まる研究員達。

ユルゲン「石碑ですね…9世紀頃の物かな…」

親衛隊隊長「ヴィルス長官…運びますか?」

ヴィルス長官「お願いします」

ユルゲン「これがそうだと楽なんですが」

ヴィルス長官「ああ、きっとそうだ、伝説のファゾルードの石碑だ」

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