第10話 春香の異変/保健室
雑談が終わり、元の音楽史のドイツ作曲家の話に戻り、戦争中の音楽家とナチスの関わりを話している時、誰かが泰介を呼んだ。
「篠崎さんが、凄く具合悪そうで…」
保険委員に保健室に連れて行く様に託し、音楽室を出るのを見送っていたが春香の膝が崩れ、保険委員が支えた。
結局戻るまで自習とし、泰介がおんぶして保健室へ走った。そして保健室の職員にお願いし、授業に戻った。
授業が終わり、保健室に様子を見に行く泰介。
保健室の職員によると、あのあと春香は過呼吸になり、パニック症状が出たという。
泰介は想い出した。
保健室の職員に春香を託し、保健室を出ようとした時に春香は泰介の袖を掴んで離さなかった事を。
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