幸せの形
緒夢來素
第1話
冬の寒さが少し残る今日、3月15日。
終業式が終え、卒業生は仲良く写真撮影等で盛り上がっていた。
青春してるのだと思うと彼らを見ながら大きな溜息をついた。そして、在校生である私はアーチの一部となり彼らが体育館から校舎を出てくるのを、ただ気怠そうにしながら周囲とは半分くらいの高さのアーチを作り、何人かが私の手を頭を打ち軽く睨んでくる人も居た。
幸せの形 緒夢來素 @totoki01
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